マグヌッセン、ミック・シューマッハーの復帰を願う「彼はF1シートに値するドライバー」
ケビン・マグヌッセンは、2022年にハースF1でチームメイトだったミック・シューマッハーがシートを失ったことを残念に思っている。F1で2年目のシューマッハーは、ベテランであるマグヌッセンに匹敵するスピードと一貫性を発揮できず、チーム首脳陣は、彼との契約を延長しないことを決めた。後任として、経験豊富なニコ・ヒュルケンベルグが選ばれた。
マグヌッセンは、シューマッハーに同情し、現在23歳の彼が、再びF1レースドライバーのシートをつかむことを願っている。
「ミックは今シーズン良い仕事をしたと思う」とマグヌッセンは言う。
「僕はひとりの人間としても彼のことが好きなんだ。だからどうしても彼のことを気の毒に思ってしまう」
「F1は厳しい世界だけれど、戻って来ることは可能だ。実際、僕は2回復帰した。彼が戦い続け、またグリッドに戻って来ることを願っている」
マグヌッセンはそのF1キャリアのなかで、2回F1レギュラーシートを失い、2回復帰を果たしている。
マグヌッセンは2014年にマクラーレンと契約、初レースのオーストラリアで2位獲得というセンセーショナルなF1デビューを飾った。マクラーレンが翌年、フェルナンド・アロンソを起用したことで、マグヌッセンはこの年のシートを失った。だが、2016年にルノーが起用する予定のパストール・マルドナドがスポンサーを失ったことで、チームはマグヌッセンと契約。彼は再びF1に参戦することとなった。
2017年からはハースで走ったが、チームは2021年に向けて資金を持ち込めるドライバーを選ぶことになり、マグヌッセンは2020年末でF1から離れ、スポーツカーに転向した。
マグヌッセンのF1キャリアは終わったものと考えられていた。しかし2022年初め、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、ハースはロシア出身のニキータ・マゼピンとのドライバー契約、彼の父親が関係するロシア企業ウラルカリとのスポンサー契約を打ち切り、マゼピンの後任としてマグヌッセンを呼び戻した。
「今のミックの立場がどのようなものか、僕にははっきり分かる」とマグヌッセンは語った。
「僕はF1に2回復帰した。このスポーツでは何が起きるか誰にも分からないということを証明したんだ。ここでは絶対ということはない。だからなんとか耐え抜く必要がある」
「僕はミックが好きだし、彼はグリッドにいるのがふさわしいと思う。彼の幸運を祈っている。彼がF1に戻る道はあると信じているよ」
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