フォーミュラE、第3世代マシンで”肉弾戦”は減少する? ジャガー代表は「ドライバーには再適応が必要」
フォーミュラEに第3世代マシン『Gen3』が導入されるにあたり、ジャガーのジェームズ・バークレー代表は、これまでのような肉弾戦が減ると考えている。
フォーミュラEは市街地を中心としたタイトなコースが主戦場ということもあって、フォーミュラレースながら接触も辞さない激しいレースが繰り広げられてきた。
シーズン5(2018〜19年)から使用されてきたGen2マシンのボディワークがフロントタイヤを覆うようなモノだったのに対し、シーズン9(2022~2023年)から導入されるGen3は、フロントタイヤがむき出しとなっている。それだけ、マシン同士が接触した際のリスクが大きくなる。
ジャガー代表のバークレーは、これをフォーミュラEが今後”コンタクトスポーツ”ではなくなる主な理由だと考えている。
彼はこれにより、他車に大きく依存した動きではなく、ドライバー同士の「クリーンで決定的な」オーバーテイクが行なわれることを期待している。
「またすごい接近戦になると思う。新型マシンで、これまであまり語られてこなかったことだが、オープンホイールに戻るんだ」
バークレーはジャガーのマシン発表会でそう説明した。
「ドライバーはそれに再適応しなければならないと思うし、尻や肩を使ったフォーミュラEの古い戦術は消えていくだろう。というのも、ホイールをぶつけたときの代償が突然大幅に上がったからだ」
「これまでのような肉弾戦ではなく、クリーンで決定的なオーバーテイクが見られるようになることを期待している」
「時間が経てばわかるが、これはフォーミュラEであり、非常に競争の激しいものになることは間違いない」
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