メルセデス代表、アンドレッティのF1参戦計画に態度軟化? キャデラック提携で流石にトーンダウン

 

 アンドレッティ・オートスポートによるF1参戦計画に冷淡な態度を示してきたメルセデスF1のトト・ウルフ代表は、彼らがキャデラックと提携したことにより態度を軟化させている。
 2022年にF1参戦計画を発表したマイケル・アンドレッティ。彼はこの計画への支持を集めようと、パドックで何ヵ月ものロビー活動を含め、積極的に取り組みを進めてきた。
 しかし、当初よりF1側の反応は厳しいもので、特にチーム側は11チーム目が誕生することによる分配金の減少とその補償への懸念を持っているようだった。
 新規参戦チームは供託金として2億ドル(約230億円)を支払う必要がある。この規定は、既存チームの潜在的な収入減を補う“希薄化防止策”として考案されたものだが、これはブームに湧く現在のF1の価値を反映したものになっていないのではという声も聞こえている。
 昨年夏、メルセデスのウルフ代表は新規参戦にあたっては新チームがスポーツにさらなる価値をもたらす必要があると述べていた。
「アンドレッティは素晴らしい名前だが、F1はスポーツでありビジネスでもある。我々は彼らがこのスポーツに何をもたらすことができるのかを理解する必要があるんだ」
「もしメーカーや多国籍グループがF1に参加し、活動やマーケティングにウン億円を使えることを証明できれば、それは明らかに他チームすべてにとって全く異なる価値の提案になるだろう」
 そして2023年1月に、アンドレッティはゼネラルモーターズ(GM)のブランドであるキャデラックと提携してのF1参戦計画を発表。ウルフ代表が口にしていたような自動車メーカーの関与がプラスされることになった。
 キャデラックとGMの関与は、さすがのウルフ代表にとっても態度を軟化させる要因となったようだ。
「キャデラックとGM、これはまさに意思表示だ。彼らがアンドレッティと力を合わせることは間違いなくポジティブなことだ」と、ウルフ代表は言う。
「これは別の見方を与えてくれるものだ。もしかしたらF1にとって有益かもしれないし、そうではないかもしれないが、GMやキャデラックのモータースポーツにおける血統、そしてグローバルな自動車メーカーとしての存在に疑問を呈するひとは誰もいないだろう」

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