角田に続きデ・フリースが2021年型アルファタウリでテスト。F1フルシーズンデビューに向けて準備を進める

 

 スクーデリア・アルファタウリは、今週、ファクトリー近くのイモラ・サーキットで旧型F1マシンによるテストを実施、初日に角田裕毅が走行した後、2023年に新たに加入したニック・デ・フリースがステアリングを握った。

 新シーズンに向けた準備としてのプライベートテストを行うアルファタウリは、1月24日に角田が2021型マシンAT02でイモラのガレージから出て行く動画を公開、翌25日にはデ・フリースがコース上を走行している様子を紹介した。あいにくのウエットコンディションだったようだが、ルーキーのデ・フリースにとっては貴重な機会になったはずだ。

 メルセデスのサポートを受けてキャリアを築き、FIA F2とフォーミュラEでチャンピオンを獲得した経験を持つ27歳のデ・フリースは、2023年、ピエール・ガスリーに代わってアルファタウリのレースドライバーとなり、F1フルシーズンデビューを果たす。デ・フリースは2022年、FP1においてウイリアムズ、メルセデス、アストンマーティンで走行、イタリアGPでは病欠したアレクサンダー・アルボンの代役としてウイリアムズからレースに出場し、F1にデビューした。

 デ・フリースは、2022年最終戦アブダビGP後の合同テストにアルファタウリから参加し、2022年型AT03で走行した。アルファタウリのマシンで走るのはそれ以来のことだ。

ニック・デ・フリース(アルファタウリ)
2022年F1アブダビテスト ニック・デ・フリース(アルファタウリ)

2022年F1第21戦ブラジルGP アルファタウリのフランツ・トスト代表らと話すニック・デ・フリース
2022年F1第21戦ブラジルGP アルファタウリのフランツ・トスト代表らと話すニック・デ・フリース

 アルファタウリは、2023年型『AT04』のカラーリングを2月11日に公開する予定で、発表会をニューヨークで行うことを明らかにしている。

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