ホンダ加入のジョアン・ミル、市販スポーツのCBRでトレーニング開始。新シーズンのテスト&開幕迫る

 

 ジョアン・ミルは2023年からレプソル・ホンダへ加入。スズキからの移籍となるが、プレシーズンテストの開始を前にホンダの市販スーパースポーツでのトレーニングを行なっている。
 2022年限りでスズキがMotoGPを撤退すると決断したため、ミルは2023年以降のシート探しに奔走。その結果、ポル・エスパルガロの後任としてレプソル・ホンダへと移ることが決まった。
 ミルとしてはこれまでの並列4気筒エンジンを搭載していたスズキのGSX-RRから、V4エンジンのホンダRC213Vへの乗り換えという大きなチャレンジに直面することになる。
 2月10日からはセパン・インターナショナル・サーキットで2023年最初のプレシーズンテストが行なわれる予定だが、これに先んじてミルはホンダの市販マシンでのトレーニングをスタートさせている。
 直近ではチームメイトとなるマルク・マルケスがCBR600RRを使用したトレーニングを行なっていたが、ミルが使用したマシンはCBR1000RR-Rとワンクラス上。ホンダ伝統のトリコロールカラーのマシンをSNSに投稿し、「スピード感覚を取り戻している」とコメントを添えた。
 ただミルがホンダのバイクを走らせるのは、これが初めてではない。既にモトクロスでCRFを走らせているためだ。
 
 既に何チームかは新シーズンに向けた発表会を終えているが、レプソル・ホンダのチームローンチイベントはセパンテスト終了後の2月25日に予定されている。
 ホンダ(HRC)は昨年までスズキでテクニカルマネージャーを務めていた河内健を雇い入れており、LCRホンダへ加入した元スズキのアレックス・リンスを含めた元スズキ勢がどんな活躍を示すのかが注目されている。
 なおホンダは1月下旬にヘレス・サーキットでステファン・ブラドルらテストチームによる走行を行なっているが、コンディションの問題もありテストの評価は難しかったという。
 
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