フェラーリ、商業面での成長を支える新たな役職を新設。元ACミランのスタッフが経営陣に加入
フェラーリは、新設されたチーフレーシングレベニューオフィサーのポジションに、元ACミランのチーフコマーシャルオフィサーのロレンツォ・ジョルジェッティを任命した。
ジョルジェッティはサッカーのトップチームであるACミランに加わる前は、10年にわたってRCSメディアグループのスポーツ部門でコマーシャルマネジメントの指揮を執っていた。フェラーリでのジョルジェッティの使命は、チームの商業的成長を管理し維持することで、すべてのレース活動におけるスポンサーとの長期的な関係を強化していく。
「ロレンツォをチーフレーシングレベニューオフィサーに迎えることを大変うれしく思う」とフェラーリのCEOを務めるベネデット・ビーニャは述べた。
「彼の経験とリーダーシップによって、フェラーリは新興のeスポーツも含むすべてのスポーツ活動において、スポンサーおよび世界中の情熱的なファンコミュニティとともに、長期的なコラボレーションをさらに発展させていく」
一方ジョルジェッティは、「フェラーリに加わることができたのは大変光栄なことで、興奮と責任の両方を感じている」と語った。
「素晴らしいスポンサーとファンとともに発展することができる、大きな機会に胸を踊らせている。そしてフェラーリの歴史と遺産、また、フェラーリに特別な情熱を注いでいる世界中の人々に対して、大きな使命感を感じている」
今週、フェラーリは2022年度の決算を発表したが、それはフェラーリの高級スポーツカーの需要が拡大していることを示した。総出荷台数は1万3221台で、2021年から18.5%増加している。また、純収入は50億9500万ユーロ(約7179億円)で前年から19.3%増加し、2022年の純利益は9億3900万ユーロ(約1323億円)となった。
F1を含むスポーツ分野では、スポンサーシップ、コマーシャル、ブランドからの収益は昨年から11%増の4億7900万ユーロ(約675億円)だった。フェラーリによると、これは主に「F1での順位が前年から上がったこと、また、フェラーリライフスタイルの貢献により、スポンサーシップの減少が一部相殺された」ことによるものだという。
マッティア・ビノットに代わってフレデリック・バスールが指揮を執るフェラーリは、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツが乗ることになる新車の『SF-23』を、2月14日にマラネロで発表予定だ。
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