アルピーヌF1、2023年用の新型マシン『A523』を公開。中団勢トップの座をオコン&ガスリーのコンビで守れるか
2月16日(日本時間17日)、BWTアルピーヌF1チームは、2023年型マシン『A523』を発表した。
2023年のアルピーヌは、ルノー時代から数えてこのチームで4年目を迎えるエステバン・オコンと、新たに加入したピエール・ガスリーを起用する。フランスの自動車メーカーであるアルピーヌは今季、ふたりのフランス人ドライバーとともに戦っていくことになる。
オコンは昨年、全22戦中16戦で入賞し92ポイントを獲得。チームメイトのフェルナンド・アロンソが度々マシントラブルに見舞われたこともあり、ドライバーズ選手権でオコンはアロンソを上回る8位でシーズン終えた。アロンソの獲得ポイントは81に留まったが、アルピーヌはマクラーレンとのコンストラクターズ選手権争いに勝利し、トップ3チームに続く4位を獲得している。
アルピーヌはアロンソと契約交渉を行ったが、年数が理由で交渉は決裂し、アロンソはアストンマーティンへの移籍を決断した。またアロンソの後任として起用するはずだった育成ドライバーのオスカー・ピアストリもマクラーレンに加入したため、アルピーヌはレッドブルとの交渉の末にガスリーを獲得した。
ガスリーはトロロッソ/アルファタウリに長く在籍してきたが、最終年となった2022年はマシンパフォーマンスが振るわずに厳しい1年を過ごした。入賞が6回、獲得ポイントも23と前年を大きく下回り、最高順位はアゼルバイジャンGPでの5位だった。
今回発表されたアルピーヌの新型マシン『A523』は、過去2年と同様にブルーのカラーリングで、昨年タイトルスポンサー契約を結んだ水処理関連の業務を行うオーストリア企業『BWT』のカラーであるピンクも入っている。なおアルピーヌは2月13日に非公開でA523のシェイクダウンを実施しており、問題なく初走行を終えたということだ。
これで全10チームの2023年型マシンの発表が終了した。今後は2月23〜25日にバーレーン・インターナショナル・サーキットでプレシーズンテストが行われ、翌週の3月3〜5日に同地で2023年シーズンの開幕戦を迎えることになる。
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