フェルスタッペン、“小さな問題”で走行時間を失うもマシンに好印象「開幕に向けポジティブ」F1バーレーンテスト2日目
2023年F1プレシーズンテスト2日目、レッドブルは午前に初登場のセルジオ・ペレス、午後にマックス・フェルスタッペンを走らせた。チームは午後には「小さな初期的問題が発生した」と述べている。これはオイル漏れであるとみられ、フェルスタッペンのこの日の周回数は47周にとどまった。
しかしフェルスタッペンのベストタイムは、C3タイヤでの1分31秒650で、C5タイヤでアタックした周冠宇(アルファロメオ)とはわずか0.040秒の2番手。フェルスタッペンは、マシンの感触にポジティブな感想を述べている。
「今日は細かい部分に焦点を当てて、小さな進歩を果たした」とフェルスタッペン。
「マシンは僕たちが行うことすべてに良い反応を示してくれたよ。来週末(の開幕戦)や、もちろんその先のレースに向けて、たくさんのことを学んだ」
「とても満足いくテスト期間を過ごせた。マシンに乗り込むたびに、快適に感じ、すぐにプッシュすることができたんだ。ファクトリーの皆が、昨年、そして冬の間、このマシンの準備をするために頑張ってくれたおかげだ。マシンをコース上で走らせ、どういう挙動を示すのかを確認できてよかった。自分たちがどれぐらいの速さを発揮できるのかについては来週確認しなければならないが、僕はポジティブに感じている」
3日間のテストにおけるフェルスタッペンの走行はこれで終了。この日に初めて登場したペレスが、最終日に終日走る予定となっている。ペレスは金曜に76周を走行、C3プロトタイプタイヤでの自己ベストタイムで全体の14番手となった。
「今朝、RB19に乗り、コースに戻れてうれしかった」とペレス。
「主にロングランに焦点を当て、高い信頼性を持つマシンに仕上げることが最優先事項だった。マシンの感触はいいし、ペースも優れている。土曜日にはさらに微調整を加えていきたい」
「RB18との違いはほとんどなく、違いは主にタイヤの変化によるものだ。全般的に言えば、かなり似ていると思う。マシンに満足しているし、僕たちは良い状況にいると思う。明日丸一日走るのを楽しみにしている。レースに向けてシミュレーションをして、予選への準備もできる限り整えたい」
ヘッド・オブ・レーシエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼは、次のように一日を振り返った。
「チェコが走った午前セッションは、しっかり走行距離を積み重ねていくことができ、有意義なものだった。チェコはRB19にしっかりなじみ、ポジティブなフィードバックを提供してくれた。今日の作業は、安定した走行を行い、いくつかの重要な手順とシステムのチェックをやり遂げることだった。明日、チェコは一日を通してマシンに乗る。そのための強力なプラットフォームを作り上げることができた」
「午後には小さな初期的問題が発生した。些細な問題ではあるが、それによって走行時間をいくらか失った。しかし、テストの目的は、重要な場面でそういうトラブルが発生するのを避けることにある」
「明日は、必要なデータすべてを得るために、多数のプログラムに取り組むことになる。今日のマックスの走行から、我々はレースに向けてパッケージに磨きをかけつつあることは分かっている。彼が走行を担当した1日半はあっという間に過ぎ去った。だが彼は快適に乗っていたし、戦いの準備はできているはずだ」
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