メルセデスF1のラッセル、レースエンジニアが変更に。2023年は元パフォーマンスエンジアとタッグ
メルセデスF1は2023年シーズンの開幕を前に、ジョージ・ラッセルのエンジニアリングチームを微調整することを決めた。
昨年メルセデスに加入したラッセルは、以前バルテリ・ボッタスと仕事をしていたレースエンジニアのリカルド・ムスコーニとタッグを組んでいた。ふたりはともに、チームメイトのルイス・ハミルトンを上回る力強い1年を過ごし、ラッセルは第21戦ブラジルGPで初めてのグランプリ優勝を果たした。
そのような成功を収めたものの、メルセデスはラッセルにマーカス・ダドリーを割り当てることを決め、ムスコーニは他の職務に異動することになった。ダドリーは以前はチームのパフォーマンスエンジニアを務めていたが、必要に応じてレースエンジニアも代行していた。昨年のオーストリアGPでは、ハミルトンのレースエンジニアを長年務めている“ボノ”ことピーター・ボニントンの代役を務めた。
メルセデスは先週バーレーンで行われたプレシーズンテストについて、2日目の午後にラッセルが走行を担当した際に、中速コーナーでW14にバランスの問題や油圧のトラブルが出たものの、全体的に満足だとしている。
先週のテスト後のデータを見ると、パフォーマンスの面については、メルセデスがいまだにレッドブルに、そしておそらくはフェラーリにも遅れをとっていることは明白だ。しかしラッセルは、やがてメルセデスはトップ集団に入ると確信している。
「最終的に先頭集団で戦えるマシンを持つことができると間違いなく信じている。次の週末のバーレーンでのことになるかもしれないが、それは少し難しいかもしれないとも思う」とラッセルは先週末に語った。
「彼らはとても力強くて安定して見える。マシンは速そうだし、明らかにマックス(・フェルスタッペン)のパフォーマンスはとてもいい。だから現実的に次の週は少し難しいかもしれないが、最終的に僕たちが今年のどこかの時点でトップになれない理由はないよ」
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