F1バーレーンGP FP2:初日トップはショート/ロングラン両方で速さを見せたアロンソ。レッドブル勢が2、3番手
2023年F1第1戦バーレーンGPのフリー走行2回目が行われ、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は18番手だった。
気温23度、路面温度28度と、FP1よりも涼しいコンディションで現地時間18時にFP2がスタート。このFP2は予選、決勝レースと同じ時間に行われるセッションだ。続々と各車がコースへ出て行くなか、FP1でソフトタイヤを使用しなかったフェラーリ、メルセデス、アルピーヌ、ウイリアムズの4チームは、ここで今日初めてソフトを履いた。
2周目から計測が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分21秒843でトップに立った。だがルクレールはコースインの際に、FP1に引き続きまだクラッチがおかしいと無線で訴える。2番手に0.113秒差の僚友カルロス・サインツが並び、3、4番手にはアルピーヌのピエール・ガスリーとエステバン・オコンが続く。角田はミディアムタイヤでコースインし、まずは1分34秒012というタイムを残した。
開始20分を前に全車がピットに戻り、再びソフトでアタックに向かう。ランス・ストロール(アストンマーティン)が全セクターで最速タイムを記録し、1分21秒450で首位に浮上。しかしすぐにニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、ペレスがトップタイムを更新する。するとアロンソが1分30秒907と、30秒台に突入した。フェルスタッペンはセクター1と3で自己ベスト、セクター2で全体ベストを記録して0.169秒差の2番手に浮上した。
アロンソ、フェルスタッペン、ペレスというトップ3でセッションの折り返しを迎えた。サーキットは完全に陽が落ちている。セッション後半は各車ロングランに取り組み、トップタイムのアロンソはユーズドのミディアムタイヤでコースに出るが、ターン10で白煙を上げてしまい、その後ユーズドのソフトに履き替えた。
ほとんどのマシンがソフトで走行するなか、ヒュルケンベルグ、ストロール、周冠宇(アルファロメオ)がミディアム、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)はハードタイヤで周回を重ねる。残り時間が10分を切るとケビン・マグヌッセン(ハース)やランド・ノリス(マクラーレン)もミディアムに交換した。
最終的にはトップ3は変わらずアロンソ、フェルスタッペン、ペレスのまま終了。アロンソはショートランでもロングランでも好調ぶりを見せた形だ。4番手以下はルクレール、ヒュルケンベルグ、ストロール、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ノリス、周となっている。角田は18番手、チームメイトのニック・デ・フリースは19番手だった。
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