威厳に満ちたスリーショット。F1公式「デブリの後ろにデ・フリース」【SNSピックアップF1第1戦(2)】

 

 終わってみればやはり昨年のスリートップが予選を席巻する結果に。一方でテストから好調を見せてきた熟練工が、自身も喜ぶ上位グリッドを獲得してファンを沸かせた。同日に開幕した直下のカテゴリーでは日本の若武者が健闘を見せ、F1への道をがむしゃらに突き進んでいる。SNSから土曜日の様子を紹介しよう。

●完璧主義者と自称するデ・フリース「できることをやるだけ」

 アルファタウリは今季も、ドライバーの核心に迫る『Behind The Visor』シリーズをYouTubeで公開することが決まった。1回目は新人のニック・デ・フリースを紹介する内容で、デ・フリースは自身のことを「完璧主義者」と説いている。と言ってもそれは自分に対してであり、当たり前のことを確実にこなしていくことが、ここまでの自分自身を築いてきたと語っている。

●威厳に満ちたスリーショット

 こちらは開幕戦前のテスト中に撮影された1枚。今やF1界の重鎮と言っても過言ではない存在になってしまったレッドブルのエイドリアン・ニューウェイ(チーフ・テクニカル・オフィサー)、クリスチャン・ホーナー(チーム代表)、ヘルムート・マルコ博士(コンサルタント)の3名がワンショットに収まっている。ピット以外でこの3名が揃った貴重なシーンは、昨年のF1日本GPの際に青山のホンダ・ウエルカムプラザを訪れてた際以来かもしれない。

●3人のカルロスとノリス

 シーズンに向けたウォーミングアップと気分転換をかねて、マクラーレンのランド・ノリスは盟友カルロス・サインツ(フェラーリ)、そして友人のカルロスふたりの合わせて4名でゴルフ。歳を重ねるごとに、公私ともその親睦を深めている。

●サインツの5kmレース

 そんなサインツはスタミナ強化のために、友人らと陸上トラックで5kmの”レース”を開催。見事にサインツが優勝している。

●岩佐歩夢、F1へ向け発進

 F1直下のカテゴリー、FIA F2もバーレーンで開幕を迎えた。日本人ドライバーとして唯一参戦し、昨年はシーズン5位となったレッドブル&ホンダ育成の岩佐歩夢(ダムス)はスプリントレースを4位でフィニッシュ。オーバーテイクの多いサーキットとはいえ、抜きつ抜かれつの熱いバトルを披露し周囲の期待に応えてくれている。

◾デブリの後ろにデ・フリース/土曜日の様子

●デブリの後ろにデ・フリース/土曜日の様子

 さて予選を控えドライバーたちは集中力を高めるべくルーティンをこなしていく。ハースのケビン・マグヌッセンは愛娘から直接パワーを注入してもらったのだが、その姿がなんとも微笑ましく、サーキットに一雫の癒しをもたらしてくれた。

 Q1開始直後、フェラーリのシャルル・ルクレールがパーツを飛ばしてしまいコース上にデブリが残ってしまう。赤旗が提示され各車ピットに戻るなか、デブリにデ・フリースが接近。ここぞと言わんばかりにF1公式Twitterがその様子をツイートした。

 これがデビュー戦となるウイリアムズのローガン・サージェントは、15番手タイムのランド・ノリスと1000分の1秒まで同タイムという結果に。しかしノリスが先にタイムを記録していたことからサージェントは16番手でノックアウト。大器の片鱗を見せつけるとともに、非常に悔しい結果となってしまった。

 やはり強かったのがレッドブルのふたりとルクレールで、大方の予想どおりと言えば予想どおりの結果となった。タイヤへの攻撃性を考えるとフェラーリに分がありそうな反面、ペースに勝るレッドブルがまくってしまうのか。

 テスト、フリー走行から好調をキープしてきたアストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、メルセデスを抜いて本人も喜ぶ5番グリッドを確保。 昨年と今年の予選結果を比較してもアストンマーティンの飛躍が目覚ましいことがわかる。ペースは充分、上位勢にアクシデントが発生すれば表彰台の確率はかなり高い。

 痛恨の予選となってしまったのがアルピーヌのピエール・ガスリーだ。ピットレーン速度違反によってタイム抹消となり最後尾スタートに。ペナルティポイントをすでに10点持っており、あと2点追加されると今季どこかで1レース出場停止となってしまうだけに痛恨のミスを犯してしまった。

F1&雑談
小説
開発
静岡

小説やプログラムの宣伝
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです