ハミルトン「Q3進出も難しいと思っていたが改善が見られた。アロンソとはいいレースができそう」メルセデス/F1第1戦予選
2023年F1バーレーンGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは7番手、ジョージ・ラッセルは6番手だった。金曜に苦戦したメルセデスだが、土曜に向けて施した変更のおかげで改善が見られたとチームは述べている。しかし、ふたりとも、Q3では新品ソフトタイヤを1セットしか持っておらず、トップとのギャップはそのために、本来よりも大きなものになったという。
「我々のストレートラインスピードは強力に見える。デグラデーションもそれなりの状態だ」とトラックサイド・エンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは、決勝について語った。
「我々が見たところ、レッドブルには届かない。フェラーリやアストンマーティン勢との戦いに加われれば良いだろう」
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
FP3 4番手(1分32秒555:ソフトタイヤ/17周)
予選 7番手(Q1=13番手1分31秒543:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分30秒513:ソフトタイヤ/Q3=7番手1分30秒384:ソフトタイヤ)
今日はもっと悪い結果になると予想していた。でも昨夜、皆で素晴らしい仕事をしたことで、FP3ではマシンの感触はずっと良くなっていた。
全体的に言って、予選は悪くなかったよ。昨日の時点ではQ3に進むのにも苦労するだろうと思っていたけれど、そうではなかった。僕たちはいい勝負ができた。昨年と同じレベルのレースペースを見せられるかどうかは分からないけれど、レッドブルの後ろのグループで戦えることを願っている。僕たちのロングランでのペースがどれぐらいのレベルかに、すべてがかかっている。
アストンマーティンについては純粋にうれしく思っているよ。彼らの進歩とここまで登ってきたステップには驚くばかりだ。僕以上に長くこの世界にいるフェルナンド(・アロンソ)が、トップ集団に戻ってきたのは素晴らしいことだ。僕たちはきっといいレースができると思う。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
FP3 6番手(1分32秒731:ソフトタイヤ/17周)
予選 6番手(Q1=2番手1分31秒057:ソフトタイヤ/Q2=3番手1分30秒507:ソフトタイヤ/Q3=6番手1分30秒340:ソフトタイヤ)
昨日のことを考えると、今日は予想よりずっと良い一日だった。金曜日は厳しかった。一晩で少しはパフォーマンスが上がるだろうと思ってはいたが、期待以上だ。変更を加えたことでコンマ1秒は上げられるかもしれないと考えていたけれど、コンマ5、6秒近く改善することができた。その理由を完璧に理解する必要があるね。ポジティブなニュースだったよ。FP3以降はパフォーマンスを最大限に引き出すことだけに集中した。
マシンのフィーリングはいいから、W13のときよりもずっといい出発点から開幕を迎えることができたということになる。今は問題解決よりも、全体的なパフォーマンスを高めることに集中できる。
明日は、3位争いができる位置にいると思う。1周のペースではたぶんフェラーリが最速だったと思うが、その彼らからコンマ3秒差というのはポジティブだ。
おそらくフェルナンドがフェラーリ以上にダークホース的な存在だと思う。
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