ノリス、決勝レースでPUの空気圧漏れなど複数のトラブルが発生「10周ごとにピットに戻る必要があった」/F1第1戦
マクラーレンのランド・ノリスは、17位に終わった2023年F1第1戦バーレーンGPの決勝レース中にトラブルに見舞われたため、10周ごとにピットに戻らなければならなかったと振り返った。
バーレーンでのノリスの2023年開幕戦は、パワーユニットの空気圧が漏れたために、マクラーレンのメカニックたちにとってピットストップ練習のような様相を帯びていた。土曜日の予選でノリスはトップ10入りできず11番手スタートとなったが、レースでは最初の10周の間は10番手を走行していた。しかしノリスにとってはそれが限界の走りで、その後は解決不能なメカニカルトラブルを抱えて行き詰まってしまった。
「ランドのパワーユニットは空気圧漏れを起こしていた」とマクラーレンF1チームの代表アンドレア・ステラは説明した。
「システムを再充電するために、彼は10周ごとにピットストップをしなければならなかった」
何度もピットレーンに戻ったノリスだが、バーレーンGPから少なくともひとつプラスの収穫があったという。
「最高だったのは、メカニックたちがピットストップの練習をたくさんできたことだと思うよ! それが今日一番ポジティブなことだった」とノリスは語った。
真面目な話をすれば、ノリスはマシンのエンジンに空気圧の問題がなければ、1ポイントや2ポイントは獲得できただろうと考えているという。
「スタートの時点ではいくつか順位を上げたと思うけれど、ターン1から先は基本的に問題があった。空気圧の問題やそのほかあらゆるトラブルがあったせいで、どんどんレースから脱落していき、10周ごとにピットに戻らなければならなかった」
「今日のペースは、実際のところまあまあだったと思う。今日は少なくとも1ポイントは獲得できる可能性があったから、問題があったことは残念だよ」
ガレージの反対側では、オスカー・ピアストリに電気系統のトラブルが起きており、彼のグランプリデビューはたった13周で終わってしまった。マクラーレンにとって期待外れの週末になったものの、ノリスはチームの士気を支えるのに最善を尽くした。
「とても重要なことだ。それは僕の仕事の一部だし、これまで以上にそうだと思う。彼らが悲観的にならなければならない理由はないよ」とノリスは説明した。
「大事なのはポイントを獲得すべきだったということだ。競争力があまりないとわかっているマシンでそうすることが、今日の僕たちの目標だったんだ。チームはそのことを知っている。問題を解決すれば大丈夫になるよ」
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