ロシアへの機械提供を報じられたハース・オートメーションが声明を発表。報道は「単なる虚偽」と主張

 

 マネーグラム・ハースF1チームのパートナーであるアメリカの工作機械メーカー『ハース・オートメーション』は、3月16日、アメリカの公共放送サービス(PBS)が伝えたロシアへの機械や部品の提供に関する報道について声明を発表した。

 ハース・オートメーションは、カリフォルニアに本社を置き、30年以上にわたって工作機械を製造している企業だ。2023年3月14日(火)、PBSは、ハース・オートメーションがアメリカの輸出管理や制裁規制に違反して、ロシアに直接機械や部品を提供していたと報じた。

 これについてハース・オートメーションは、この報道は単に虚偽であると声明を発表した。

 ハース・オートメーションの声明によると、同社はこれまでも、そして現在もアメリカ政府の輸出規制を完全に遵守しているという。ロシアがウクライナへの侵攻を始めた直後の2022年3月3日に、同社はロシアとベラルーシの唯一の独立販売代理店『Abamet Management』との関係を終了することを自主的に選択した。これはアメリカの制裁措置によって要求されたことではないという。

 それ以来ハース・オートメーションはAbamet Managementやロシアに対し、いかなる機械、部品、ソフトウェアも販売および出荷していない。PBSの報道で言及された18台の機械は、ロシアのウクライナ侵攻以前に出荷されたものだということだ。そして同社は、ロシアから身を守るウクライナとその国民を完全にサポートしていると主張した。

 2022年2月末に始まったロシアのウクライナ侵攻後、ハースはロシア人ドライバーのニキータ・マゼピンとの契約を解除した。またニキータの父ドミトリー・マゼピンが所有し、ハースのタイトルスポンサーでもあったロシアの化学肥料メーカー『ウラルカリ』社との契約も打ち切っており、2022年はカラーリングを一部変更してシーズンを戦った。ハースはその後、マゼピンの後任にケビン・マグヌッセンを起用している。

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