レッドブル&HRC密着:ペレス、メカニカルトラブル発生も初日3番手。僚友とともにライバル勢を圧倒する速さを披露
レッドブルのガレージで仕事をするホンダの体制が変更された。昨年まで不在だったチーフエンジニアに湊谷圭祐が就いた。湊谷は昨年の前半までセルジオ・ペレスのパワーユニット担当レースエンジニアだったが、チーフエンジニアになったことで、今シーズンからガレージの中央にあるデスクでレッドブル側のチーフエンジニアのポール・モナハンと肩を並べて仕事するようになった。
湊谷がレッドブル側のホンダのチーフとなったことで、今後はパワーユニットの運用に関する現場でのホンダ側の窓口となっていた吉野誠(チーフメカニック)はメカニカルな仕事に専念し、現場で目を光らせている。湊谷はレッドブルとホンダがひとつのパッケージとして機能するよう、レッドブルのモナハンと情報を共有していく。
そんななか、2戦目のサウジアラビアGPが開幕する直前、マックス・フェルスタッペンが胃腸炎により現地入りが1日遅れるという情報が入った。レッドブルによれば、数日前から体調を崩したため、国際自動車連盟(FIA)に許可をとって、木曜日のメディア業務をすべてキャンセルし、金曜日にサーキット入りした。
レースの出場が心配されたフェルスタッペンだが、午後4時半から開始されたフリー走行1回目でいきなりトップに立つ。2回目もトップタイムを連発して、ライバル勢を寄せ付けない速さを披露して、初日を首位で締め括った。
「この数日間、体調不良で大変だったけど、かなりよくなっている」(フェルスタッペン)
フェルスタッペンが体調不良に苦しむなか、初日にマシンの不調に悩まされたのが、チームメイトのセルジオ・ペレスだ。
「今日はちょっとしたメカニカルな問題があって、予定通りには行かなかったけれど、明日までに解決できると確信している」と言うペレスは、それでも3番手で初日を終えている。
バーレーンGPと異なるキャラクターのジェッダ・コーニッシュ・サーキットで、勢力図がどう変化するのかが注目されたが、初日のフリー走行の結果を見る限りは、レッドブルが引き続き優位に立っていることは間違いなさそうだ。
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