メルセデスW14は終わったわけじゃない? 古巣の苦境にウイリアムズF1代表が助け舟「強力になってくるコースもある」
現在ウイリアムズF1のチーム代表を務めているジェームス・ボウルズは、古巣であるメルセデスの今季マシンW14が、いくつかのコースでは高いパフォーマンスを発揮する可能性があると考えている。
メルセデスは2022年の新レギュレーション導入をきっかけに大きく苦戦。2023年はそこから復活することを目指していたが、開幕戦では先頭を走るレッドブルと、依然として大差があることが明らかになってしまった。
彼らはこの結果を受けてマシンのコンセプト変更も考慮するに至っている。いずれにせよ、まだしばらくメルセデスの苦しい時期は続くと考えられる。
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しかし、メルセデスが今季のレースで全く希望が無いというわけではないと考えている者もいる。それが元メルセデス戦略責任者で、現ウイリアムズF1代表のボウルズだ。
彼は2023年シーズン中に、メルセデスが強力なパフォーマンスを発揮するコースもあると考えている。
「レッドブルが今シーズンを通じて支配し続けると思うかと問われれば、答えはノーだ。疑っているよ」
「フェラーリはここ(サウジアラビア)でより接近してくると思うし、シルバーストンやバルセロナといったコースでは私の知っていることからするとメルセデスが強力になってくるだろう」
「しかしシーズン全体のバランスでレッドブルが最速なのか? と言われればそれはイエスだ」
そう語るボウルズだが、彼はレッドブルが空力開発に割ける時間が少ないことを無視してはならないとも指摘しており、まだ状況は変わってくる可能性があると話す。
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