チームプレイヤーとしてレッドブルF1への貢献を誓うリカルド。一方で2023年は個人的な目標の達成も望む

 

 ダニエル・リカルドは、2023年シーズンは控えに回っている。おそらく彼のF1キャリアは一時停止モードにあるだけだろう。しかしリカルドは目標もなくさまよっているわけではない。それとは正反対だ。

 リカルドはレッドブルのサードドライバーとして、必要な場合にチームからマックス・フェルスタッペンかセルジオ・ペレスの代役として招集される可能性がある。しかしリカルドは、今年グリッドに呼び戻されるかもしれないしそうはならないかもしれない契約で決められたスケジュールの確保以外に、プロとして、また個人として、今後数カ月にわたって主に目標としていることについて説明した。

「覚えている限りで、今年は自分の目標が100%レースと競争になるわけではない初めての年だ」と33歳のリカルドは『LinkedIn』の投稿に書いた。

「その要素は今もあるけれど、今年は立場が違うし、今は別の目標に集中する余地もある」

「プロの観点からは、今年はレッドブルでチームプレイヤーとなることがとても重要だ。多くの素晴らしい思い出がある環境であり、究極の家族である場所へ戻るので、本当にいい気分だ」

「でも今年は僕のことではなく、より広くチームのことが重要になる。僕はできる限り貢献して、彼らを助けていく。シミュレーターに乗り、マシンについて学び、開発を方向づけるのを手伝うことが、僕が集中していることのすべてだ。それによって能力と自信が向上し、ステアリングを握る楽しみが生まれる」

「プロとしてはここ数年厳しい状況が続いているので、僕の競技者としての要素が人々に自分のことを思い出させたがっている。今もプロで成功に貢献しているということをね」

アメリカ・ニューヨークで行われたレッドブルRB19の発表会に登壇したマックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス、フォードのジム・ファーリー社長兼CEO、クリスチャン・ホーナー代表、ダニエル・リカルド
アメリカ・ニューヨークで行われたレッドブルRB19の発表会に登壇したマックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス、フォードのジム・ファーリー社長兼CEO、クリスチャン・ホーナー代表、ダニエル・リカルド

 しかしリカルドはプロとしての目標以外にも、今年の個人的な目標についての考えをいくつか語った。それは来週メルボルンで開催されるオーストラリアGPのために帰国するにあたって、家族や友人と再会することから始まる。

「個人としては、今年は前からやりたかったけれど時間がなかったことをするチャンスがあるので、ちょっと贅沢な気分だ」と8度のF1優勝経験を持つリカルドは語った。

「みんな僕が冗談を言っていると思うかもしれないけれど、僕は100ccのモトクロスバイクの運転をもっとずっとうまくなりたいんだ。いつもバイクを楽しんできたけれど、それほど乗ることができなかった。時間の贅沢がなかったからね」

「でも僕は新しいスキルを学ぶのが大好きだし、お馴染みの優れた技術を持つことへの意欲が、この趣味にも引き継がれると思う」

「これが二輪で一番楽しいことだと保証するよ。友人たちと乗り回したり、物を飛び越えたり、自然のなかへ出かけたりする。考えるだけでワクワクするね」

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