アルピーヌ代表、再スタート前の順位で決着を懇願も、最終決定を受け入れる「それがルールだからね」

 

 アルピーヌのチーム代表であるオットマー・サフナウアーは、F1オーストラリアGP決勝での最後の赤旗中断前の順位が最終結果となることを望んでいたと認めた。
 F1オーストラリアGPは、赤旗が3回振られる波乱のレース。この影響を最も大きく受けたのは、アルピーヌだったかもしれない。
 アルピーヌは、ハースのケビン・マグヌッセンのクラッシュにより、55周目に赤旗が振られた際、ピエール・ガスリーが5番手、エステバン・オコンが10番手と、2台揃って入賞圏内を走っていた。
 そしてレースはその後、57周目に再スタートが切られた。しかしこの直後、ターン1から先では数々のインシデントが発生。そのひとつがアルピーヌ勢2台による同士討ちだった。アルピーヌの2台はマシンを大破させ、ターン2の先に並ぶようにマシンを止めることになった。
 これらのインシデントにより、レースはすぐさま赤旗中断。この時点で残りは1周。レースを再開してセーフティカー先導でチェッカーを受けるのか、あるいはこの時点でレース終了になるのか……世界中の人々が固唾を飲んでその決断を待った。
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 スチュワードが下した決断は、レース再開。これで落胆したのは、アルピーヌ勢だった。もしその時点でレースが終わっていれば、レース再開前の順位が最終順位として採用されていたわけで、アルピーヌは2台合計で11ポイントを稼いでいたはずだ。
 F1のスポーティングレギュレーションには、以下のように記載されている。
「スプリントセッションまたは決勝レースが再開できなかった場合は、スプリントセッションまたは決勝レ …読み続ける

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