【動画】デ・フリースのアルファタウリF1デビュー戦に密着。撮影にイベント、ファン対応と多忙な週末
2023年にF1デビューした3人のドライバーのなかでも最年長のニック・デ・フリース。アルファタウリF1がYouTubeに公開した動画では、そんな28歳の遅咲きルーキーの初レースにカメラが密着した。
デ・フリースはFIA F2でチャンピオンを獲得後、ABB FIAフォーミュラE世界選手権やWEC世界耐久選手権、そして2022年F1イタリアGPのウイリアムズからの代役参戦で結果を残し、ついに夢の舞台のシートを勝ち取った。レギュラードライバーになって初めて迎えるグランプリは、まず特有の雰囲気とスケジュールに溶け込むところから始まった。
年間23戦という過密スケジュールに加え、他のカテゴリと桁違いの注目度を持つF1の世界に入れば、それだけ露出の機会も増えることになる。冒頭からオスカー・ピアストリ(マクラーレン)とふたり乗りカートを用いた撮影に参加したデ・フリースは、ステージイベントにファンへの対応と忙しく動き回る。パドックではプロマジシャンによるマジックを堪能する場面もあったが、こうしたVIPとの交流もF1ならではだろう。
そんなドライバーたちにとって移動中の車内は、ちょっとした休息時間ということになる。もちろんカメラは回り続けているものの、デ・フリースはリラックスした表情でチームメイトの角田裕毅と会話を交わした。ちなみにその内容は今日の服装について。ファッションブランドを母体に持つチームだけに、身だしなみのチェックはやっぱり欠かせないということだろうか。
慌しい週末もついに終わりに近づき、いよいよ彼らの本業であるレースの時間がやってきた。真剣な表情でトレーニングに励むデ・フリースだが、着替えのタイミングではカメラに出ていくよう促すなど、ちょっとお茶目な一面ものぞかせた。
予選19番手、決勝14位という結果は、彼の実績を考えれば決して満足のいくものではなかっただろう。それでもデ・フリースは「たくさん学ぶことがあったし、また強くなって戻ってくるよ」と謙虚に週末を締めくくった。
新コンビが誕生し、新たなチャプターに入ったアルファタウリ。円熟味を増す角田と進化を続けるデ・フリースの活躍にこれからも目が離せない。
■ALL ACCESS | Nyck De Vries’ First F1 Race with Scuderia AlphaTauri!
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです