ヤマハのクアルタラロ、MotoGPアメリカズGPで”限界アタック”で久しぶりの表彰台も「僕らにはまだスピードが足りない」

 

 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行なわれた2023年シーズンのMotoGP第3戦アメリカズGPの決勝で、ヤマハのファビオ・クアルタラロは3位表彰台を獲得。久々の表彰台を喜ぶ一方で、依然として今季の『YZR-M1』には改善点が残されていると語っている。
 クアルタラロの2023年シーズンはここまで、悪い流れが続いていた。今季導入のスプリントレースでは開幕2戦で他のライダーと接触、決勝レースでも8位、7位と表彰台には手が届かなかった。
 アメリカズGPでは土曜日のスプリントレースで転倒。序盤戦にして2021年以来のタイトルへの挑戦は絶たれたかと思われたが、それから1日。クアルタラロは困難を乗り越えていった。
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 日曜日の決勝レースでクアルタラロは、7番手から好スタートを切るとトップ集団で走り、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が転倒を喫する中で、3位でフィニッシュ。昨年のマレーシアGP以来の表彰台獲得となった。
「この表彰台はとても嬉しいけど、僕らにとってはかなり厳しかった」
 レース後にそう語るクアルタラロは、好結果を受け止めつつも、マシンに対する悲観的な評価を変えることはなかった。

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