マクラーレンF1、混乱極めた”マクラーレン・ホンダ”時代と運営体制は「全く違う」と代表

 

 マクラーレンは今季、不成功に終わったマクラーレン・ホンダ時代と同じく、テクニカルディレクター3名体制を敷いているが、かつてのモノとは異なるとチーム代表のアンドレア・ステラは考えている。
 かつてマクラーレンは、ティム・ゴス、マット・モリス、ピーター・プロドロモーの3名がそれぞれテクニカルディレクターを務めていた。その後、ゴスとモリスはチームを去り、ジェームス・キーがマシンの全権を握るテクニカルディレクターとしてチームに加入した。
 そして2023年、それまでチーム代表を務めていたアンドレアス・ザイドルがアルファロメオF1の母体であるザウバーに移籍すつこととなり離脱。これを機にCEOのザク・ブラウンが新代表のステラに組織の見直しを依頼したことで、マクラーレンは組織改革を実施した。
 その結果、キーはマクラーレンを去り、プロドロモーが空力担当、ニール・ホールディがエンジニアリング&デザイン担当、そしてスクーデリア・フェラーリからの移籍となるデビッド・サンチェスが車両コンセプト&パフォーマンス担当と、3名のテクニカルディレクターが在籍することとなり、彼らをステラ代表がまとめる形になった。
を率いることとなった。
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 目立った成績を残せずに終わったマクラーレン・ホンダ時代と同じ3名体制ではあるものの、現在の体制とは比較できないとステラは主張している。
「あの組織とこの組織で共通しているのは3人という数字だけだと思う」と彼は言う。
「それ以外は全く違う。当時、つまり私が2015年にマクラーレンへ入った時、テクニカルディレクターは3人だった。権限の棲み分けがかなり分かりにくかったと思う」
「誰が何をやっているかなど、社内の人間でも理解するのはかなり困難だった。最初の違いは、現在はその権限の棲み分けがハッキリ分かっていることだ」
「現代のF1で速いマシンを作るために必要な3つの基本的な分野……すなわち、空力、車両コンセプト、エンジニアリングに関して、明確なリーダーシップを発揮できる体制を整えたかったのだ」

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