崖っぷちモルビデリ、MotoGP残留に向けて”明確な”結果が必要とヤマハ。ラズガットリオグルがテストも後任最有力ではない?

 

 ヤマハMotoGPチームのリン・ジャービス代表は、夏休みまでにフランコ・モルビデリはチーム残留に向けて確かな結果を出す必要があると語っている。
 2020年シーズンにランキング2位となったモルビデリだが、2021年シーズン後半にヤマハのファクトリーチーム昇格後は苦戦続き。チームメイトのファビオ・クアルタラロが孤軍奮闘する中、今シーズンまでは満足のいく結果を残せていなかった。
 2023年シーズンの第2戦アルゼンチンGPでは予選4番手を獲得し、スプリントレースと決勝でも4位と健闘したモルビデリだが、ヤマハはスペイン・ヘレスでのプライベートテストにて、スーパーバイク世界選手権(WSBK)王者であるトプラク・ラズガットリオグルを『YZR-M1』に乗せており、モルビデリのヤマハでの将来について再び疑問符がつくこととなった。
 ラズガットリオグルは、2日間のテストでKTMのテストライダーであるダニ・ペドロサと2秒差、ヤマハのカル・クラッチローから1秒弱の差だったと言われている。
 第3戦アメリカズGPでジャービスは、ヤマハとしてはMotoGPにモルビデリを留めておきたい意思があるとして、ペースを取り戻すためにモルビデリの”師匠”であるバレンティーノ・ロッシと密接に協力していると明かした。
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 ヤマハとモルビデリの間で何らかの話し合いが行なわれたかと尋ねられたジャービスは、次のように答えた。
「本当に何も言えないのだ」
「我々は常にパドックの全てのマネージャーと連絡を取り合い、何が起こっているか、契約やそのオプションがどうなっているのかを把握している」
「でも我々の優先事項はフランキー(モルビデリの愛称)だし、バレンティーノ自身とも連絡を取っている。バレンティーノとは先週(アメリカズGPの前)、多くの時間を割いて話をした」
「彼はフランキーを助けようとしているし、(VR46)アカデミーもフランキーが(アルゼンチンGPで)成し遂げたようなことを続けられるように、手助けしようとしている」
「それだけだ。彼がやらなくてはいけないのは、基本的に速く走ること。彼にはその才能があるし、我々もそのことに意識を集中させるつもりだ」
「どのライダーにとっても、夏までに明確にする必要がある。もしフランキーが良ければ、再契約する」
「フランキーでないなら、他を探す必要があるから(契約継続されないことを)彼は知る必要がある。そして我々は他の誰かを並べる必要がある」
「期限は設けていないが、一般的には夏休み前に我々は言うことになる」
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