ホンダ北米HPD、アキュラLMDhマシンでのル・マン参戦に向けて「準備万端」も”ゴーサイン”は日本次第

 

 ホンダの北米モータースポーツ部門であるホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)は、世界耐久選手権(WEC)とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権(IMSA)の両最高峰クラスに参戦可能なLMDhレギュレーションで作成されたアキュラ『ARX-06』はル・マン24時間レースへ挑戦する「準備が充分に整っている」と考えている。
 現在IMSAにのみ投入されているARX-06だが、LMDhの初陣となったロレックス・デイトナ24時間レースでワンツーフィニッシュを達成。それ以降はクラッシュによって成績は振るわないものの、LMDh勢のキャデラックやポルシェといったライバルを常にペースで上回ってきた。
 HPDは本田技研工業と強い連携関係を築いているものの、アキュラは北米専用ブランド。F1やMotoGP、ル・マンなどのレベルで国際的なモータースポーツ活動を行なうためには、日本からのゴーサインが必要となる。
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 今年100周年を迎えるル・マンにARX-06を投入できなかったことについて、不満はないかと尋ねられたHPDのデビッド・ソルターズ代表は、次のように答えた。
「イエスでもありノーでもある。準備は万全だと思う。ただ、あれ(ル・マン)は別次元だから学ぶ必要がある。どうなるかは分からないのだ」
「もちろん我々は行きたいし、そう思わない人はいないだろう?」
「でも我々はアメリカ(でのレース活動)のために存在するのだから、まずはそれなりの仕事をしないとね。それで給料が出るんだからさ!」
「我々はこのマシンを使いこなす必要がある。日本にいる本田技研工業のメンバーとも話をしているが、彼らはとても興味を持ってくれている。我々がやっていることをとても気に入ってくれているが、グローバルでの話だから、我々(HPD)の守備範囲外だ」
「つまり、本田技研工業としての取り組みになる。首尾一貫したモノでないといけないが、議論されている。漠然としたモノだが、どうするかは彼ら次第だ」
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