プーマがF1のオフィシャルサプライヤーに就任。新たな複数年パートナーシップを締結

 

 5月4日、F1とプーマは新たな複数年パートナーシップ締結を発表した。このパートナーシップ締結により、プーマはF1オフィシャルのアパレル、フットウェア、アクセサリー等を制作するほか、グランプリの現場でF1オフィシャル品およびチームグッズを独占販売する権利を獲得した。

 1980年代半ばから防火オーバーオール、レーシングシューズといったレーシングギアを開発・販売してきたほか、参戦チームに向けてチームウェアやファンウェア、ライフスタイルコレクションを提供してきたプーマ。今回のF1との新たなパートナーシップ提携により、プーマはF1のオフィシャルサプライヤーとして、F1ブランドのアパレル、フットウェア、アクセサリーを生産する権利を獲得した。

 プーマは、急速に成長し多様化するF1ファンのために新しいファンウェアコレクションを作成し、2024年からサーキットにいるすべてのF1関係者にユニフォームを提供するとしているほか、同社のECサイトのPUMA.comおよび世界各地のプーマショップにてF1ブランドのアイテムを購入できるようにするとしている。

 また、今回の発表では、プーマの子会社であるstichd社が、F1ライセンス製品、レプリカチームウェア、ファンウェア、全10チームのスペシャルコレクションを、グランプリのトラックサイドにおいてファンに向けて独占販売する権利を得たことも明らかにされている。

 F1の社長兼CEOであるステファノ・ドメニカリは「F1が世界中で成長し続けるなか、我々はエキサイティングなコラボレーションを通じて新しいファンにアプローチし、スポーツがこれまで見たことのないメインストリームカルチャーの分野に進出するのを見てきた」

「プーマはモータースポーツにおいて豊かな歴史を持ち、F1にとっても完璧な存在だ。我々は、街行くファン、パドックにいるドライバー、そしてその間にいるすべての人々のために、スポーツアパレルを次のレベルに引き上げることができると考えている」とコメント。

 そして、プーマのアルネ・フロイントCEOは「プーマは、モータースポーツにおいてもっとも信頼できるスポーツブランドとなり、世界をリードするドライバーやチーム、そしてファンのために最高の製品を生み出すための専門知識を有している」

「モータースポーツ、特にF1がスポーツストリートウェア文化に与える影響力は、近年著しく高まっている。F1との新しいパートナーシップは、モータースポーツとライフスタイルの融合をさらに追求するエキサイティングな機会だ」

「プーマは常にスポーツとファッションの交差点に位置しており、スポーツの文化を関連性のあるストリートウェアコレクションに昇華させてきた。今、我々は若く、裕福で多様なオーディエンスに向けてブランドを促進する上で、完璧なステージに立ったと感じている」とコメントしている。

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