フェラーリ、バクーではマシンが「安定していた」と評価。マイアミではアップグレードを投入へ/F1第5戦
フェラーリF1のチーム代表であるフレデリック・バスールは、今週マイアミでSF-23の開発プログラムを本格的に始動すると述べている。
フェラーリはシーズン開幕からの3戦で26ポイントしか獲得できず、低調なシーズンスタートを切ったが、第4戦アゼルバイジャンGPでシャルル・ルクレールが力強い走りを見せて多少は調子を取り戻した。ルクレールはスプリントと日曜日のグランプリの両方でポールポジションを獲得したが、どちらのレースでもレッドブルの強力なライバルたちを抑えることはできなかった。
日曜日の表彰台フィニッシュは、チームとドライバー双方にとって喜ばしい成果だったが、チェッカーフラッグの時点でレッドブルに21秒の差をつけられたことで、彼らに戦いを挑むために埋めなければならない大きなギャップがあることを思い知らされた。しかし、マイアミではフェラーリがレッドブルのアドバンテージを少しずつ崩し始めるところが見られるかもしれない。
「マイアミと今後の数戦で、マシンにアップグレードを投入し始める。アップデートにマシンがどう反応するか見ていく」とバスールはバクーで語った。
「アップデートを投入することと、アップデートからすべてのポテンシャルを引き出せることは、別のことだ」
バスールは先週末の着実なパフォーマンスを喜びながらも、フェラーリはライバルのレッドブルに対する状況に関して、現実的な見方をしていると主張している。
「全体として、彼らは我々より速かったので、自分たちをごまかす必要はない」
「そしてそれが空力なのか、機械的なことなのかを理解することは、また別の話だ」
「これまでのところ、我々は一貫性の面で苦しんでいるのは明らかだと思う。今週末もそうだった。すべてのラップ、すべてのコーナー、レース全体でそうだった」
「しかし今週末のマシンはるかに安定していたと思う。我々は正しい方向へ進んでいるところだ」
バスールは、今もフェラーリはレッドブルのDRSがあれだけ強力であることを理解する過程にあると述べている。セルジオ・ペレスとマックス・フェルスタッペンは、バクーのメインストレートのDRSゾーンが短縮されたにもかかわらず、ライバルたちを容易く抜き去ることができたのだ。
「レッドブルの現在の強みのひとつがDRSの効果であることは明らかだ。彼らが何をしているのか理解する必要があるが、我々はすでにそうしている」
「昨年よりは差を縮めている。昨年からすでにそうだったからだが、改善の余地はまだまだある」
バクーではほぼすべてのチームがアップデートを投入した。しかしフェラーリは、コースに特化した低ドラッグのリヤウイングのデザインは別として、新パーツを導入しなかった。チームは、F1がスプリントフォーマットを変更したので、新パーツを試して評価するのに適切な環境ではないと考えたのだ。
「週末のフォーマットでは、私があると考えているポテンシャルを引き出すことが難しい」とバスールは述べた。
「このフォーマットではアップデートをマシンに施すのは難しい。しかしそれは誰にとっても同じことで、ゲームの一部だ」
「今後の数戦に向けて検討しなければならないのは事実だ。モナコはマシン開発にとって最高の場所ではないので、小規模なアップデートを行うだろう」
「このフォーマットでは、チームは大規模なパッケージではなく、小規模なアップデートを持ち込まざるを得ない」
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