ペレス、フェアなチームメイトバトルで2位「悔しいが、マックスと同等のペースで走るのは不可能だった」/F1第5戦

 

 2023年F1マイアミGP決勝で、レッドブルのセルジオ・ペレスは、ポールポジションからスタートし、レース前半をリードしたものの、9番グリッドから、異なるタイヤ戦略でポジションを上げてきたチームメイトのマックス・フェルスタッペンに抜かれ、2位でフィニッシュした。

 ミディアムタイヤでスタートしたペレスは、首位を守って序盤を走行、20周目にハードタイヤに交換し、いったん4番手に落ちるが、25周目にトップのフェルスタッペンの後ろ2番手に浮上する。ハードタイヤで最初のスティントを長く取ったフェルスタッペンは45周目にピットストップ。ペレスはリードを取り戻したものの、わずか2周でフェルスタッペンに抜かれ、2番手に落ちた。

 クリスチャン・ホーナー代表は、一日を振り返り、「セルジオは見事なレースを走った」と語った。「ふたりはハードに戦い、同時にフェアなレースをした。それが我々がふたりに頼んだことだ」

2023年F1第5戦マイアミGP レッドブルのセルジオ・ペレスとマックス・フェルスタッペンがバトル
2023年F1第5戦マイアミGP レッドブルのセルジオ・ペレスとマックス・フェルスタッペンがバトル

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=2位(57周/57周)
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

 マックスはとてもいい仕事をした。素晴らしいレースを走ったから、優勝に値する。本当によかったね。

 レースをリードしていたのに、最終的には2位になるというのは、もちろんうれしいことではない。でも、僕にはマックスと同等のペースはなかった。改善するにはどうすればいいかを分析しなければならない。

 マックスが強力なペースで後方からポジションを上げつつある時、僕の方は少し苦しんでいたから、「これは困ったことになりそうだ」と思った。

 ポールシッターにとって、ハードタイヤでスタートするという戦略はギャンブルになっただろう。もちろん勝ちたかったが、レース序盤がトリッキーなものになることは分かっていた。

 学ぶべきことがあるレースだ。明らかにマックスが最速のペースを示していたからだ。今日のマックスのパフォーマンスは、僕には届かないものだったので、その理由を理解する必要がある。

 タイヤがある程度関連していると思うが、全体的に見て、今日は彼の方が強いドライバーだった。僕たちにももう少しやれることがあったかもしれない。本当に残念だ。でも、困難な週末を2位で締めくくれたのは悪い結果ではない。

 この週末について振り返り、イモラに強い状態で臨み、通常のレベルに戻りたいと思う。

2023年F1第5戦マイアミGP 優勝したマックス・フェルスタッペンと2位セルジオ・ペレス(レッドブル)
2023年F1第5戦マイアミGP 優勝したマックス・フェルスタッペンと2位セルジオ・ペレス(レッドブル)

F1&雑談
小説
開発
静岡

小説やプログラムの宣伝
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです