ドゥカティ初王者ストーナーは憧れ……バニャイヤ「彼と自分の名が並ぶのは違和感」目指すは”ヤマハでのロッシ”のような象徴
MotoGPの2022年シーズンに、ドゥカティのマシンで王者に輝いたフランチェスコ・バニャイヤ。彼は2007年にドゥカティで初めでMotoGP王者に輝いたケーシー・ストーナーと同じタイトルを獲得したわけだが、ストーナーは自分にとっての憧れであり、自分の名前が横に並ぶのには違和感があると語った。
ドゥカティは2003年にMotoGPへの参戦をスタートさせると、ストーナーによって2007年に初のタイトルを獲得。しかし2010年にストーナーがドゥカティを離れて以降は、タイトルどころか勝利からも遠ざかってしまった。
2016年にドゥカティはようやく未勝利時代に終止符を打ち、タイトル争いにも復帰。2022年にようやく2度目のタイトルを、バニャイヤと共に獲得した。
バニャイヤは昨年、シーズン序盤の苦戦から大きな差をつけられていたが、後半戦で連戦連勝することで、一時91点あった差をひっくり返すという歴史に残る逆転劇でタイトルを獲得した。
バニャイヤはこれで、自身の憧れであった存在と、名前を並べることになった。しかしそれでもストーナーとの比較は難しいと考えているようだ。
「ケーシーの隣にある僕の名前を見ると、なんだか変な感じだ」
motorsport.comのインタビューに応えたバニャイヤは、そう語る。
「子供の頃に憧れた”アイドル”のことを思うと、彼らが自分にとってどんな存在なのかを理解するのは難しいものだろう」
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