レッドブルF1、メキシコのパトロンテキーラとのパートナーシップ締結を発表

 

 オラクル・レッドブル・レーシングは5月8日、メキシコのパトロンテキーラとのパートナーシップ締結を発表し、パトロンテキーラがチームの公式スピリッツパートナーに就任したことを明らかにした。

 メキシコを代表するプレミアムスピリッツとして知られるパトロンテキーラは、現在バカルディやグレイグース・ウォッカ等のブランドを保有するバカルディ社の子会社、パトロンスピリッツ社が販売しているテキーラだ。

 同社は2022年にメキシコのスターのひとりであり、今季もレッドブルのマシンのステアリングを握るセルジオ・ペレスをプロモーションに起用していたが、今回のパートナーシップ締結でオラクル・レッドブル・レーシングの公式スピリッツパートナーに就任することとなった。

 パトロン社の社長兼グローバル・チーフ・マーケティング・オフィサーを務めるキャシー・パーカーは、「このパートナーシップは、2つの象徴的なトップブランドがともに手を取り、もっとも情熱的なF1ファンのための完璧なコラボレーションを祝うものだ。F1の世界での存在感を高めることは、私たちにとって最適な次へのステップであり、サーキットでナンバー1のチームと一緒にできることをうれしく思っている」とコメント。

 またパーカーは、「チェコ(ペレス)は、あらゆる場面で完璧な走りをするために、並々ならぬ努力をしている。5度のワールドチャンピオンに輝いたレーシングチームとの新しい試みは、私たちの関係をさらに広げてくれるだろう」とも語っている。

 オラクル・レッドブル・レーシングのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、「バカルディ社のブランドファミリーをオラクル・レッドブル・レーシング・ファミリーに迎えることができ、とても嬉しく思っている」とコメントした。

「バカルディ社の理念と展望は、私たちの理念と密接に一致している。バカルディ社は成功の代名詞であり、多くの点で私たちのチームと似ていると感じる。パトロンは世界一のテキーラであり、私たちは世界一のレースチームだ。このパートナーシップは、オラクル・レッドブル・レーシングのコラボレーションの新時代を切り開くものであり、非常にエキサイティングな時であり、これから起こることをとても楽しみにしている」

 なお、今回のパトロンテキーラとのパートナーシップ締結に始まり、オラクル・レッドブル・レーシングは、今後バカルディ社傘下のバカルディ・ラム、グレイグース・ウォッカ、ボンベイ・サファイア・ジンといった他ブランドもオラクル・レッドブル・レーシング初の公式グローバル・スピリッツ・パートナーとなる予定だとしている。

マイアミ国際空港内のパトロンテキーラの広告にはセルジオ・ペレスの姿も
マイアミ国際空港内のパトロンテキーラの広告にはセルジオ・ペレスの姿も

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