スーパーGT、GT300クラスにおける第3戦鈴鹿でのカーボンニュートラル燃料導入を見送りへ。今後については「引き続き協議」

 

 スーパーGTをプロモートする株式会社GTアソシエイションは、第3戦鈴鹿におけるGT300クラスでのカーボンニュートラル燃料(CNF)導入を見送ることを発表した。
 スーパーGTでは今季より、ハルターマン・カーレス社製の、化石燃料を一切使用しないCNFを導入することとなり、既にGT500クラスでは開幕戦から同燃料が使用されている。
 しかし、国内外の多種多様な車種が参戦するGT300クラスにおいてはその適応に時間がかかっている。特にGT3車両はホモロゲーションのためエンジンの開発、アップデートができず、新燃料の特性に合わせた対応をすることも難しいようだ。
 そういった事情もあり、GTAはGT300クラスの開幕戦でのCNF導入を見送り、6月の第3戦鈴鹿での導入を目指していた。5月8日、9日には、GTエントラント協会主催の専有走行が鈴鹿で開催され、CNFの確認が行なわれたようだが、GTAによると「各種対応に時間を要している」とのことで、第3戦での導入も見送られる形となった。
 なお、今後の導入計画についてGTAは「引き続き関係各社と協議を進めて参ります」としている。
 
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