メルセデス、モナコで大胆アップデートも評価はお預け? 事前シミュレーションでは”ポジティブ”もラッセル「スペインまで待つ」

 

 メルセデスF1はF1モナコGPでアップデートを投入する。ただドライバーのジョージ・ラッセルは、新パッケージの評価は第8戦スペインGPを待つべきだと考えている。
 本来、メルセデスはエミリア・ロマーニャGPでアップデートを導入する予定だった。しかし豪雨災害で同GPが中止になった結果、モナコGPがアップデートの投入場所となった。
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 モナコGPはその特殊なコース特性から、アップデートの投入場所には適さないとされている。そのため、ラッセルもモナコGPでの評価はある程度割り引いて考え、実際のレビューはスペインGPまで待つ必要があると語っている。
「今週末施されるアップデートでのパフォーマンスだけど、実際に何かを読み取ろうとは思っていないんだ」と、ラッセルは言う。
「モナコのようなコースでは、力を発揮してくるチームと沈んでしまうチーム、つまり例外が常に存在する。そして究極的には、僕らはモナコで最もパフォーマンスを発揮するようにクルマを作っているわけでもないんだ」
「過去10年のフェラーリのように、ここで常に強いチームというのもいくつか存在する」
「だから今週末はただ乗り越えて、バルセロナに着いてからレビューをして、そこから出発するだけだよ」
 なおラッセルはこれまで乗り慣れたアップデート前のマシンの方が、モナコでは有利になる可能性を認めつつも、潜在的なパフォーマンスの向上は、そうした懸念も吹き飛ばすモノだと語った。
「僕はチームを信頼しているからね。新しいアップデートに関しても、完全に道から外れてしまうような、恐ろしいことは起こらないと思う」
「そして、さっきも言ったけど今週末はある種特別なモノとして考えて、次のバルセロナで改めて評価するつもりだ。もちろん、(アップデートによって)何か妨げになるようなことはないと思っている」
「正直に言うと、できる限りマシンのパフォーマンスを上げたいと思っているから、今週末のアップデート投入は嬉しく思っている」
「パフォーマンスがちょっとでもあると分かっていて、もしファクトリーに置き去りにしていたとしたら、今週はやる気を失っていたかもしれないね」
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