アルピーヌCEOが明かす”アマチュア発言”の真意。F1モナコGPの表彰台が「どうしても必要だった」理由とは?
アルピーヌのエステバン・オコンは、F1モナコGPで3位表彰台を獲得。フランス勢にとって今年最大のレースであるモナコという絶好のタイミングで、力強いパフォーマンスを発揮した。
アルピーヌのローラン・ロッシCEOは前戦マイアミGPの際、フランスのテレビインタビューで、チームのパフォーマンスは「受け入れがたい」「アマチュアのようだ」と痛烈なコメントを発し、F1パドックを驚かせた。
その発言から数週間後に、こうした結果を残したアルピーヌ。このタイミングでの表彰台獲得は、チームにとって非常に重要だった。
モナコでの好調はチームのプレッシャーを解放。叱咤激励したロッシも、オコンの表彰台獲得を祝うチーム写真でドライバーふたりの間に陣取り、喜びを爆発させていた。
アルピーヌはモナコGPを終えてコンストラクターズランキング5番手につけているが、大きな野望を抱くワークスチームが、数シーズンかけて行なってきた再建プロセスの中で望むポジションではない。フランス政府が株主につくルノー傘下のスポーツカーブランドとしては尚更だ。
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ロッシにとってモナコで鍵となったのは、レース後半に雨が降る難しい展開でチームが全てを上手くやり遂げ、メルセデスとフェラーリを上回る順位を手に入れたことだ。
チームにとっては素晴らしい週末となったが、ロッシは大局をよく理解している。
現在のマシンが十分に速くない中で、チームが最大限にパフォーマンスを引き出し、マシン特性に合ったサーキットでチャンスを掴むことが今後も重要だと彼は考えているのだ。
「良いことだし、重要だ。どうしても必要なポイントを獲得できたからね」
そうロッシはモナコGPを振り返る。
「というのも、最初の数レースは本来あるべきレベルのパフォーマンスを発揮することができなかったからね。私がメッセージを発した目的はそこだ」
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