レイアウト変更のF1スペインGP、今年も追い抜きは増えないのか? デ・フリーズやボッタスは否定的
2023年のF1スペインGPでは最終セクターのシケインが廃止されるレイアウト変更が行なわれた。オーバーテイク促進が期待されている。ただ、ドライバー側は実際に増えると考えていないようだ。
レイアウト変更ではターン13~15のシケインが廃止され、2006年まで使用されていた高速コーナーが復活した。この変更により低速シケインに向けて減速するのではなく、ふたつの連続した高速コーナーでラップを締めくくることになる。
これによりメインストレートでより多くの接近戦を演出し、オーバーテイクを促進することが期待されている。
ただ初日の走行を終えたドライバーからは実際にオーバーテイクの増加が数になって現れるかどうかは分からない、といった声も聞こえている。
アルファタウリのニック・デ・フリーズは今回のレースに向けて、次のように見解を語った。
「結論というわけじゃないけど、シケインの変更の主な目的がレースを良くするためだというのは明らかだろう」
「これが良いレースをもたらしてくれるのかどうかは分からない。左のフロントにはかなり負荷がかかってくる」
「フロントへの負荷が高いんだ。ロングランで他のクルマについていくのもかなり難しいのが、今から感じられている」
「今はフロントアクスルに重点が置かれているけど、以前はもう少し前後にかかっていたんだけどね。これ(レイアウト変更)は正しい意図だと思う、とも言えるかもね」
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