F1分析|今季表彰台登壇者を相手に、同等のレースペースを披露……角田裕毅&アルファタウリ、今後に向けて期待が持てたスペインGP

 

 アルファタウリの角田裕毅は、F1スペインGPの決勝レースを9番手でフィニッシュ。しかしレース中に周冠宇(アルファロメオ)をコース外に押し出したとして5秒のタイム加算ペナルティを科され、12位に降格することになってしまった。
 ペナルティを科されたのは実に残念だったが、角田のレース中のペースは、実に優れたモノだった。
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 角田は予選で11番手タイムを記録したものの、トラックリミット違反によるタイム抹消を受け15番グリッドからレースをスタートすることになった。すると1周目に12番手、3周目には11番手、7周目には10番手と、着実にポジションを上げていった。
 そして10周目に早々とピットインしてタイヤを交換したことが功を奏し、さらにポジションアップ。その後は終始入賞圏内を走った。
 角田がポジションを上げた理由は、戦略が優れていただけではない。角田自身のペースも実に優れており、十分に入賞に値する走りだったと言える。レースペースの推移を見れば、それがよく分かる。
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