フェラーリとメルセデスが2024年用F1タイヤテスト。ラッセル「将来のタイヤのポテンシャルを学ぶ作業を楽しんだ」
6月6日、スペイン・バルセロナで、ピレリは2日間にわたる2024年用タイヤ開発テストをスタートした。今回はフェラーリとメルセデスが協力、初日はシャルル・ルクレールとジョージ・ラッセルがそれぞれ2023年型マシンでタイヤのデータを収集した。
今回のテストについて、ピレリのモータースポーツディレクター、マリオ・イゾラは、スペインGPの前に、次のように説明した。
「現在我々は、来年に向けたコンパウンドとコンストラクションの開発を行っている。(スペインでの)レース後、2024年用のテストを行い、メルセデスとフェラーリが2日間にわたって走行を行う」
ピレリによると、テスト初日、ルクレールは167周を走り、1分18秒197、ラッセルは151周を走り1分18秒400のタイムを記録したということだ。
テストを終えたラッセルは、次のようにコメントした。
「バルセロナでのテストが今終わった。良い週末を送った後に、またマシンに乗ることができてうれしかったよ。将来のタイヤのポテンシャルについて多少学ぶことができた。そういう作業はいつだって楽しいものだ。今は次戦のカナダで皆にまた会えることを楽しみにしている」
テスト2日目の7日は、フェラーリからはカルロス・サインツ、メルセデスからはリザーブドライバーのミック・シューマッハーが参加する。今年メルセデス陣営に加わったシューマッハーにとっては、メルセデスのマシンでコース上を走るのは今回が初めてとなる。
チーム代表トト・ウォルフは、現在シミュレーション作業でチームに貢献しているシューマッハーにとって、実際にコース上をW14で走ることは今後に役立つ経験になると述べている。
「彼はこれまでチームと共に素晴らしい仕事をし、シミュレーターで懸命に作業にあたり、トラックサイドへの貴重なインプットを提供してきた」とウォルフはスペインGP前に語った。
「彼が今年初めてコース上で走行する機会を得ることを我々も楽しみにしている。リザーブドライバーとしての役割に役立つ経験になるだろう」
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