FP1のCCTVトラブルを受けて、F1カナダGPのスケジュールが変更に。FP2は日本時間17日5時半スタート

 

 F1第9戦カナダGPのスケジュールが変更され、日本時間6月17日6時より開始予定だったフリー走行2回目は、30分早い17日5時30分に開始されることが発表された。

 フリー走行1回目の開始直後にピエール・ガスリー(アルピーヌ)がコース上でストップしたことにより、セッションは開始4分で赤旗中断となった。ガスリーのマシンはエスケープゾーンに回収されたが、その後セッションは再開されなかった。

 レースコントロールはその理由について、サーキットのCCTV(Closed Circuit Television/閉回路テレビ)のトラブルが起きており、安全上の理由でセッションを再開できないと明らかした。セッション中に復旧作業が行われたものの、結局残り時間10分を切ったところでレースコントロールは「セッションを再開しない」と発表した。

 規則により、FP1とFP2の間は2時間半あけなければならず、FP1を延長することは不可能だった。そのためF1は、FP2を30分早く開始し、セッション時間を延長して90分とすることを決定。この件について、F1は次のような声明を発表した。

「FIA国際競技規則の第11.9.3.o条に基づき、コースクラークからの要請を受け、安全のために2023年カナダGPの公式プログラムを変更し、フリー走行2回目を30分延長する。フリー走行2回目は16時30分(日本時間17日5時30分)に開始する」

 またタイヤの返却義務に関しては、「F1競技規則第30.5条に基づき、フリー走行1回目終了後に返却を義務付けられているタイヤは、フリー走行2回目の後2時間以内に返却されなければならない」とされている。

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