メルセデス、F1カナダGP初日のワンツーを重要視せず。ドライバーふたりはアップデートの効果実感も慎重姿勢

 

 F1第9戦カナダGPの初日は、メルセデスがワンツーとなったがドライバーのルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルは慎重な姿勢を崩していない。
 カナダGP初日は、かなり変則的な1日となった。FP1はサーキットのCCTVに問題が発生しほとんど走れず。FP2は30分前倒しで計90分のセッションとなったが、終盤には強い雨に見舞われた。
 このFP2でトップタイムを記録したのはハミルトン。ラッセルが2番手に続いた。ダブル表彰台を獲得した前戦スペインGPに続く好結果が期待できる滑り出しかとも思える。
 しかしラッセルはタイムを出したタイミングが有利に働いたに過ぎないと考えており、立ち位置を見極める必要があると、慎重な考えを口にしている。
「タイミングもあるから、このタイムを重く捉えすぎることはないと思う。僕たちが予選シミュレーションをしたのは、路面が改善され速くなるセッション終盤だった」
「でもマシンをアップデートしたおかげで、旧仕様のマシンではおそらくもっとあったであろう、制限を克服できたと思う」
「自分たちがどの位置にいるのか見極める必要があると思う。バルテリ(ボッタス/アルファロメオ)も速そうだったし、アルピーヌもそうかもしれない」
「でも大事なのは日曜日だ。明日は雨になりそうだから、どうなるか見てみよう」
 ハミルトンは、マシンの感触は悪くないと認めつつもやるべきことは残っていると話した。
「クルマのフィーリングは悪くなかったけど、やるべきことがあるのは確かだと思う」
 そうハミルトンは語った。
「最高ではないけれど、最悪でもない。かなりまともな感じだけど、ただバンピーなんだ」
「みんながバンプに苦労していると思う。車高コントロールを改善し、コーナーでのバランスを改善する必要があると思う。僕たちは問題ないと思うけどね」
 メルセデスがモナコGPでアップデートパッケージを導入して3戦目を迎えたが、そのステップアップに励まされ続けているとハミルトンは語った。
 コース上での感触はどうかと尋ねられると、彼は「去年と比べたら、すごく良くなっている」と答えた。
「リヤエンドはともかく、クルマ全体としては一歩前進している。モナコで感じた改善を、間違いなくここでも感じている」
 
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