マルティンがバニャイヤ退けスプリント2勝目。マルケス11位でザクセンリンク不敗神話に幕|MotoGPドイツGPスプリント
ザクセンリンクで開催されているMotoGP第7戦ドイツGPの2日目、MotoGPクラスのスプリントレースが行なわれ、プラマックのホルヘ・マルティンが勝利した。
ドイツGPの予選ではフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が速さを見せ、3戦連続のポールポジションを獲得。一方でザクセンリンクを大得意としているはずのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、転倒が重なり7番手に留まった。
午前中は雨に見舞われたザクセンリンクだが、午後になると天候は回復。晴天の下スプリントレース開始時刻を迎えることができた。気温は22度、路面温度は37度というコンディションだった。
全15周で争われるスプリントは、ポールシッターのバニャイヤがジャック・ミラー(KTM)をなんとか抑える形でスタート。ただバニャイヤは2周目のターン1で減速しきれず、ラインを膨らませてしまい、2番手に後退した。
ライバルのミスによって先頭に立ったミラーは逃げようとするが、後続を振り切ることができず、バニャイヤ、ホルヘ・マルティン(プラマック)、ルカ・マリーニ(VR46)、ブラッド・ビンダー(KTM)らをあわせた5台がトップ争いの集団を形成することとなった。
そんな中4周目にはマルティンがターン11でミラーとバニャイヤをまとめてオーバーテイク。彼は前が開けたことで一気にペースを上げ、1周で後続に1秒の差を開いた。
その2番手集団では、バニャイヤがミラーを攻略。そしてマルティンを追走しようとしたが、むしろ差を広げられてしまう状況になった。
ペースが上がった結果、トップ3のマルティン、バニャイヤ、ミラーの間隔は広がり、上位勢はラップを淡々と消化していくことになった。
先頭を走るマルティンは終盤にかけてさらに後続とのギャップを拡大。2秒以上の差を確保してラストラップに突入し、最後はウイリーしながら余裕のフィニッシュでスプリントを制した。2位はバニャイヤ、3位はミラーとなった。
トップ3のバトルが序盤で決したのとは対称的に、4位争いは終盤まで白熱した展開になった。特にヨハン・ザルコ(プラマック)がラストラップのターン11でビンダーに接触しながら5番手にポジションを上げ、この一件は審議対象となった。しかしザルコにペナルティが科されることはなかった。
またマルク・マルケスは序盤こそ5番手にポジションを上げたが、レースを通じて徐々にポジションをダウン。最終的に11位ノーポイントでレースを終えた。マルケスはMotoGPクラスで出走したドイツGPはその全てで勝利(2022年は欠場)していたが、不敗神話にストップがかけられることになった。
日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は、18番手スタートから17位でフィニッシュ。ポイント獲得とはならなかった。
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