マルケスはマジ頑張ってるよ……ドイツGP欠場のライバルに、クアルタラロ理解「改善目指して5回もクラッシュするライダーが他にいる?」
レプソル・ホンダのマルク・マルケスはMotoGP第7戦ドイツGPの決勝を、ウォームアップでの転倒による負傷をきっかけに欠場することとなった。この決断について、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は理解できると語っている。
ドイツGPの舞台であるザクセンリンクは、マルケスが非常に得意とするコース。そのため週末に向けて期待が高まっていた。
しかしマルケスは苦戦にあえいだ。予選はQ1を突破してなんとかQ2へ進んだが、7番手が精一杯。特にQ1とQ2の短時間のうちに3度も転倒していたことから、限界を超えたライディングとなっていることを伺わせた。
そして決勝日朝のウォームアップではレースウィーク中5度目の転倒を喫し、左手親指に小さな骨折を負ってしまった。レース出場は可能だったものの、後にマルケスは「レースをする準備ができていない」と感じたとして、自ら欠場の判断を下した。
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マルケスの欠場や置かれた状況については様々な意見があるが、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)はマルケスに理解を示すライダーのひとりだ。彼はたとえ苦しい状況でもホンダで100%を出し続け、今週末だけでも5回転倒するほど全力で走るマルケスを、ライバルとして称賛した。
「彼にとっては厳しいだろうね。2020年の怪我についても分かっているし、それ以降も表彰台に上がっているんだ」
「僕にとって、彼は最高の男だ。彼について言うことはなにもないよ。常に彼は100%を発揮している」
「もっと良くしたいと、トップになろうと5回もクラッシュする人がいるだろうか?」
「彼は、MotoGPでも最強のメンタルの持ち主の1人だ。でも彼も傷つく時がやってきた」
「今朝の親指の骨折からも、彼が最大限自分を追い込んでいるのが分かる。こう言っては変かもしれないけど、彼のやっていることには祝福を送りたいよ」
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