ジェンソン・バトン、2024年は新たなチャレンジへ? 「フルタイムでレースに出る準備ができている」

 

 元F1ドライバーのジェンソン・バトンは、スーパーGTを離れた2019年を最後に、散発的にしかレースを戦ってこなかったが、2024年にフルタイムプログラムに取り組む準備ができていると語った。
 2009年王者のバトンは、2016年限りでF1を引退。その後は2017年の鈴鹿1000kmへのスポット参戦を皮切りに2019年までスーパーGTに参戦。2018年には山本尚貴と共にGT500王者に輝いた。
 その他にも、WECやエクストリームE、ブリティッシュGT、ラリークロスなどに挑戦してきたバトンだが、これらの活動はフルタイム参戦ではなかった。
 スーパーGT参戦後、バトンが関わったもっとも大きなプロジェクトはNASCARだろう。改造されたNASCARマシンでのル・マン24時間に参戦したガレージ56プロジェクトの他、カップシリーズにも3レース出場する予定なのだ。
 その2戦目となるシカゴでのストリートレースを前に、バトンはWECへの復帰またはIMSAにデビューするという形で、フルシーズンでのレース復帰を目指すことを明らかにした。
「スケジュールがいつも忙しいから、またフルシーズンをやりたいとは思っていなかったんだ。でも来年は、フルシーズンで何かレースをやっていると思う」
「1回だけレースに出るのも素晴らしいことだけど、それだとベストを引き出すことができない。それがカップシリーズで3レースに出る理由でもある。チームやシミュレータでより多くの時間を過ごし、エンジニアやクルーチーフと一緒に仕事をすることでお互いのスキルを高め、理解を深めることができるんだ」
「だから、来年は時間が許す限り、フルシーズンを戦いたい。今年はとても忙しかったので、いくつかのことを両立させる必要がある」
「IMSAかWECのどちらかの耐久レースになるだろう」
 バトンはIMSAのGTPクラスでのレース参戦に興味があるのかという質問に「ああ、そうだね」と答えている。
「WECやIMSA、あるいはNASCARのレースなど、将来的に何が起こるかは誰にもわからない。でも、そのためにジムに少し頼ることになるのは間違いないだろう」
 バトンの言うジムとは、NASCARのCEOであるジム・フランスのことだ。ガレージ56プロジェクトを通して、ふたりの間に絆が生まれたという。
「ル・マンを走る機会を与えてくれたジムとリック(ヘンドリック)に感謝したい」とバトンは付け加えた。
「ジムはNASCARにとっても情熱的だけど、NASCARを耐久レースの世界に持ち込むことにもとても情熱的だった。彼はほとんどのテストに参加し、マシンが通過するたびに笑顔で興奮していた」
「その姿を見て、彼のレースに対する情熱が伝わってきた。あれ以上の週末はないだろう。 …読み続ける

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