ウイリアムズがカナダGPに投入したアップデート「モナコで見たレッドブルのフロアは真似ていない。それは約束できる」

 

 ウイリアムズはカナダGPに大規模なアップデートを持ち込み、ライバルとのマシン差を縮めようとした。このアップデートは、かなり長い開発時間をかけたものであると、ビークル・パフォーマンス責任者のデイブ・ロブソンが説明する。
 ウイリアムズがカナダに持ち込んだアップデートパーツは、アレクサンダー・アルボン車用の1セットのみ。これが功を奏したか、アルボンは予選Q2を首位通過、決勝でも7位入賞と、好結果を手にした。なおチームメイトであるローガン・サージェントのマシンにも投入されるのは、次戦オーストリアGP以降になる。
 発表された変更パーツのリストは実に広範囲。フロアボディやサイドポンツーン、エンジンカバーのみならず、ミラーのレイアウトやヘイローのフェアリング、サスペンションのフェアリング、リヤブレーキダクト、リヤウイングの翼端板……といったラインアップだ。ここから判断すると、それぞれのパーツによって影響を受ける気流が相互作用するよう、これらのパーツが一度に投入されたと見るべきだろう。
 ロブソン曰く、このアップデートは短期間で準備されたモノではないという。
「風洞、空力開発、設計、製造工程のすべてを終えるには、数ヵ月かかる」
 ロブソンは今回のアップデートのタイムスケジュールについてそう語った。
「製造工程でこれを実現するのは、正直に言って少し大変だった。メルボルン以降、様々な修理もしなければいかなかったからだ」
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