ベッツェッキ、オランダGPで2位フィニッシュも“奇妙な振動”により「表彰台を逃すかもとビクビクしていた」
TTサーキット・アッセンで行なわれたMotoGP第8戦オランダGP。VR46のマルコ・ベッツェッキは、決勝で2位フィニッシュを果たしたものの、“奇妙な”バイブレーションがレース中に発生し、「表彰台を逃すかもしれない」と考えていたという。
ベッツェッキは、土曜日のスプリントではソフトタイヤをリヤに履いてドゥカティ・ワークスのフランチェスコ・バニャイヤを破って優勝を飾ったが、周回数が多く暑いコンディションの決勝では、ミディアムタイヤを履いてバニャイヤに挑むこととなった。
「ペッコ(バニャイヤの愛称)は、ミディアムのリヤタイヤに関して僕よりも少し強力だった」とベッツェッキは言う。
「最後の最後までソフトを使うか考えていたけど、全てを台無しにするリスクは冒したくなかったんだ」
スプリントと同様に、決勝ではスタートでKTMのブラッド・ビンダーがトップに立ったものの、すぐさまバニャイヤがビンダーを抜いた。ベッツェッキはそう簡単にビンダーに迫ることができず、全26周のうち17周目でようやく交わすことができた。
「ブラッドを追う際、フロントの温度と内圧にかなり苦戦した。ペッコほどは彼を抜く自信がなかった」とベッツェッキは言う。
「何度かミスをしてフロントを失ってしまったけど、ターン5でようやく彼を抜くことができた。ターン6へのブレーキングの前には、ほとんど彼の前に出ていた」
「それから彼を突き放して、ペッコを捉えるためにプッシュすることができた。でもその後マシンにトラブルが出て、とても不安になった。リヤの振動がすごくて、本当に奇妙だった。高速コーナーでは特に、マシンをあまり傾けることができなかった」
「予想していなかったよ。マッピングで何とかしようとして、あらゆるボタンを押したけど、何も改善されなかった」
「表彰台を逃すんじゃないかとビクビクしていたから、生き残れてハッピーだよ。誰かに抜かれると思っていたからね」
「この問題を考えたら、ベストを尽くせたと思うし、とてもハッピーだ」
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