株式売却で約315億円を調達したアルピーヌF1、資金はF1関連ビジネスに投資。エンストンのインフラ改善にも充てる
アルピーヌのCEOを務めるローラン・ロッシは、アメリカの投資家グループから受け取った2億ユーロ(約315億円)の新たな資金をどのように投資するかを明らかにした。
アルピーヌは月曜日、オトロ・キャピタル、ベッドバード・キャピタルおよびマキシマム・エフォート・インベストメントからなる投資家グループが、F1チームの株式の24%を取得したことを発表した。投資家グループにはハリウッド俳優のライアン・レイノルズや、レクサムAFCのオーナーのロブ・マケルヘニーも含まれている。
ロッシは、この資金はアルピーヌのレースにおける野望を後押しするのではなく、F1関連のビジネスを強化するために使われると説明した。
「彼らはビジネスの収益化の面で我々を助けてくれるだろう」とロッシは説明した。「厳密に言えば、スポーツの側面ではない」
「もちろん、ここ(エンストン)のスタッフたちは、自分たちが何をしているのかわかっている。ビリー-シャティヨンのスタッフたちも自分たちが何をしているのかわかっている。彼らは彼らのしている仕事を続けるだろう」
「(投資は)我々の収益を増やす助けになる。ホスピタリティ、スポンサー、ライセンス、マーチャンダイジング。我々が計画していた以上のものだ」
しかしロッシは、アルピーヌが受け取った資金の一部は、エンストンのインフラ改善にも充てられると述べた。
「一部は施設、ツール、設備に再投資する。これはベッドバードが加わるよりはるか前にすでに計画していたことの一部で、我々はマウンテンクライマーと呼んでいる」
「我々は80人のスタッフを採用しているところだ。もちろんだがコスト制限の制約のなかで、実際にこの計画を推進していき、さらに加速させる」
「このようにして投資は、我々が道を歩み続けるのに間接的に役に立つだろう」
先月ロッシはF1でのアルピーヌの取り組みを公然と批判し、レースウイークへのアプローチとつたない運営が“素人のようだ”としてクルーたちを非難した。しかしそれ以来、チームはパフォーマンスを上げてきており、エステバン・オコンはモナコで輝かしい表彰台フィニッシュを達成し、スペインとカナダでもさらなるポイントを獲得した。
「チームは上昇している。2年前、我々は大きく離されて5位だった。昨年我々は4位でフィニッシュした。今シーズンの序盤は少々混乱していたが、秩序を取り戻しつつあるので、それが続くことを願っている」
「我々には計画がある。それは一度に一歩ずつ築いていくことだ。なぜならチームを補完するスタッフやリソースを見つけるのには時間がかかるし、我々チームはトップチームよりわずかに小規模だからだ」
「そのため成長を継続し、同様の体制ができるまで拡大していくつもりだ」
「やり方は違いを生む。我々のやり方は、我々の専門知識によって違いを生むことになるだろう」
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