ドライからウエットに変わるなかルクレールが最速【タイム結果】2023年F1第11戦イギリスGPフリー走行3回目

 

 2023年F1第11戦イギリスGPのフリー走行3回目が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、3番手はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は10番手だった。

 気温22度、路面温度29度というコンディションで、現地時間11時半にセッションがスタート。天候は曇りで、レースコントロールが発表したセッション中の降水確率は90%となっている。開始早々、ランド・ノリス(マクラーレン)に「クルマを止めて」と無線が飛んだ。ノリスのクルマには機器のようなものが取り付けられており、ピットレーン出口でマクラーレンのスタッフがそれを取り外し、ノリスは無事にコースに出た。なおこの一件はセッション後に審議されることになった。

 各車ミディアムタイヤ、ハードタイヤでコースに出るなか、フェラーリの2台はソフトタイヤだ。序盤にトップに立ったのはミディアムのレッドブルのマックス・フェルスタッペンで、タイムは1分28秒836。セルジオ・ペレスも2番手に続いたが、ソフトのカルロス・サインツ(フェラーリ)が1分27秒964でトップに浮上し、FP2を走れなかったルクレールも0.104秒差で2番手につけた。

 初日にマシンの不調を訴えていたメルセデス勢は、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が1分27秒948でトップに立つ。しかしルクレールがハミルトンを0.529秒上回る1分27秒419をマークした。セッション中盤にはピエール・ガスリー(アルピーヌ)がソフトで1分27秒893をマークし2番手に浮上。その直後にアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)が1分27秒592で2番手に飛び込み、僚友ローガン・サージェントも1分28秒151で7番手につける。角田は1分28秒337で10番手だ。雨を心配して各車ソフトタイヤでアタックをしていたが、残り時間35分を前に雨が降り始め、レースコントロールもウエットトラックを宣言した。

 雨が強まったため各車一度ピットに戻ったが、セッション後半に入るとインターミディエイトタイヤでコースイン。ノリスは途中でタイヤをソフトに戻したが、すぐにピットに戻った。終盤も数台が走行したが、雨のためタイムシートの順位は変わらずルクレール、アルボン、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)というトップ3でFP3が終了した。4番手以下はガスリー、ハミルトン、サインツ、サージェント、フェルスタッペン、ジョージ・ラッセル(メルセデス)となり、10番手に角田、11番手にニック・デ・フリースとアルファタウリ勢が並んだ。

■2023年F1第11戦イギリスGPフリー走行3回目 リザルト

Pos. No. Driver Team Time Laps
1 16 C.ルクレール フェラーリ 1’27.419 24
2 23 A.アルボン ウイリアムズ 1’27.592 14
3 14 F.アロンソ アストンマーティン 1’27.784 17
4 10 P.ガスリー アルピーヌ 1’27.893 19
5 44 L.ハミルトン メルセデス 1’27.948 16
6 55 C.サインツ フェラーリ 1’27.964 21
7 2 L.サージェント ウイリアムズ 1’28.151 16
8 1 M.フェルスタッペン レッドブル・レーシング 1’28.266 19
9 63 G.ラッセル メルセデス 1’28.284 17
10 22 角田裕毅 アルファタウリ 1’28.337 21
11 21 N.デ・フリース アルファタウリ 1’28.504 20
12 4 L.ノリス マクラーレン 1’28.563 18
13 18 L.ストロール アストンマーティン 1’28.620 15
14 11 S.ペレス レッドブル・レーシング 1’28.904 19
15 20 K.マグヌッセン ハース 1’29.207 13
16 31 E.オコン アルピーヌ 1’29.233 22
17 81 O.ピアストリ マクラーレン 1’29.437 20
18 77 V.ボッタス アルファロメオ 1’29.586 15
19 27 N.ヒュルケンベルグ ハース 1’33.590 13
20 24 周冠宇 アルファロメオ No Time 2
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