予選結果が変更に。ボッタスが燃料サンプルの規定違反で失格。角田裕毅ら5人の順位が繰り上がり/F1第11戦
F1イギリスGP予選中、トラブルによりコース上でストップしたバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)は、予選後の分析のためにマシンから1リッターの燃料サンプルを提供することができなかったため、予選失格となった。ボッタスは暫定15番手だったが、予選リザルトから除外され、16番手以降のドライバーの順位が繰り上げられた。
ボッタスはQ1終盤にコース上でマシンをとめ、それ以降の予選に参加できなかった。11番手でQ2へと通過するタイムを出していたが、Q2はノータイムで予選15番手という結果を得ていた。
しかしマシンがピットレーンに戻された後に、FIAはC43から燃料サンプルを採取しようとしたが、規則に定められた1リッターの燃料を取り出すことができなかったため、ボッタスは予選失格となった。スチュワードは、ボッタスが20番グリッドから決勝に出場することを許可した。
ボッタスはトラブルについて「最後のインラップの途中でパワーを失い始め、その後、エンジンが止まってしまった」と語った。チーム代表のアレッサンドロ・アルンニ・ブラービは、今回の問題について、次のように説明している。
「我々にQ2に余裕で進出する力があることをバルテリが示したが、燃料に関する技術的な問題で、彼はストップせざるを得なくなり、予選を続けられなくなった。残念なことに、この問題のために、必要な燃料サンプルを検査官に提出することができず、バルテリは失格となった」
ボッタスの失格により、予選16番手から20番手のセルジオ・ペレス(レッドブル)、角田裕毅(アルファタウリ)、周冠宇(アルファロメオ)、ニック・デ・フリース(アルファタウリ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)は、それぞれひとつ予選順位が繰り上げられた。
■2023年F1第11戦イギリスGP予選 正式結果
Pos. | No. | Driver | Team | Time | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1’26.720 | 26 |
2 | 4 | L.ノリス | マクラーレン | 1’26.961 | 26 |
3 | 81 | O.ピアストリ | マクラーレン | 1’27.092 | 26 |
4 | 16 | C.ルクレール | フェラーリ | 1’27.136 | 25 |
5 | 55 | C.サインツ | フェラーリ | 1’27.148 | 26 |
6 | 63 | G.ラッセル | メルセデス | 1’27.155 | 24 |
7 | 44 | L.ハミルトン | メルセデス | 1’27.211 | 25 |
8 | 23 | A.アルボン | ウイリアムズ | 1’27.530 | 25 |
9 | 14 | F.アロンソ | アストンマーティン | 1’27.659 | 24 |
10 | 10 | P.ガスリー | アルピーヌ | 1’27.689 | 24 |
11 | 27 | N.ヒュルケンベルグ | ハース | 1’28.896 | 17 |
12 | 18 | L.ストロール | アストンマーティン | 1’28.935 | 19 |
13 | 31 | E.オコン | アルピーヌ | 1’28.956 | 18 |
14 | 2 | L.サージェント | ウイリアムズ | 1’29.031 | 19 |
DQ | 77 | V.ボッタス | アルファロメオ | DNF | 11 |
15 | 11 | S.ペレス | レッドブル | 1’29.968 | 11 |
16 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1’30.025 | 11 |
17 | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ | 1’30.123 | 11 |
18 | 21 | N.デ・フリース | アルファタウリ | 1’30.513 | 11 |
19 | 20 | K.マグヌッセン | ハース | 1’32.378 | 7 |
※77号車(バルテリ・ボッタス)は、1.0リッターの燃料サンプルを提出できず失格となった
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです