大躍進のマクラーレン、実は問題が残っている? 2位ノリス「低速コーナーは超酷い」

 

 シルバーストン・サーキットで開催されたF1イギリスGPではマクラーレンが躍進を見せ、ランド・ノリスが2位表彰台を獲得してみせた。しかし彼はアップデートされたマシンには低速コーナーの”大きな問題”が残っていると語っている。
 マクラーレンはオーストリアGPから大規模なアップデートを開始し、イギリスGPではその第2段が投入。アップデートは効果を発揮しており、ノリスとオスカー・ピアストリが予選で2番手3番手を獲得し、ライバルを驚かせた。
 決勝レースでもマクラーレンの強さは変わらず、一時はノリスがマックス・フェルスタッペン(レッドブル)から先頭を奪ってリード。最終的に彼には敗れたものの、ルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑えきって、2位表彰台を獲得した。
 ただノリスはアップデートされた今も、今季マシンはまだ重要な領域でライバルに後れをとっていると考えている。
 レース後、MCL60が見せたタイヤマネジメント周りの改善についてノリスに訊くと、彼は次のように語った。
「そこは間違いなくこれまでのシーズン中には無かったモノだね。なんならバーレーンでは真逆だった」
「こういったトラックだと、僕らはタイヤをしっかりケアしてやることができる。ウチは高速域ではとても、とても競争力が高くて、レッドブルとほぼ同等だ。そして実際のところ、ターン15(ストウコーナー)のような中速域に向けても、僕らは間違いなくベストマシンに接近している」
「ターン9(コプス)のような超高速コーナーではそこまでじゃないかもしれないけど、レースで他のチームが少し打撃を受けて見えるようなときでも、間違いなく僕らのパフォーマンスは維持されている」
「特にここみたいにタイヤの温度の制限が無いようなところでは、タイヤをかなり上手く管理できるんだ」
 そしてノリスはマシンに残る問題点について、レース中にハミルトンからプレッシャーをかけられた部分でもある、低速コーナーでの走りだと語った。
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