デニス、”完璧な1日”で一気にチャンピオン最有力候補に「可能な限りの準備をしてラスト2戦に臨む」

 

 アンドレッティのジェイク・デニスは、フォーミュラE第14戦ローマePrixをポールポジションからスタートし、全ラップをリードしてファステストラップのボーナスポイントも獲得するというまさに完璧な1日を過ごした。
 一方、デニスとタイトルを争うライバルたちにとっては厳しいレースとなった。2番手を走っていたニック・キャシディ(エンヴィジョン・レーシング)にミッチ・エバンス(ジャガー)が追突。両者はノーポイントに終わったのだ。
 その結果デニスは、2レースを残して24ポイントものリードを築くという、圧倒的な優位な状況でロンドンで行なわれる最後の2レースに臨むことになった。
 土曜日の第13戦でエネルギーマネジメントに苦労し、4位でレースを終えていたデニスは、エバンスやキャシディといったジャガー製パワートレイン勢を純粋なペースで上回るのは難しいと語っていたが、状況を好転させたチームを称賛した。
「本当にいい一日だった。昨日のレースでは明らかにペースが足りなかったから、このような結果になるとは思っていなかった。でも僕たちは何とかそれをひっくり返して、完璧な1日を過ごすことが出来たんだ」
「ミッチとニックがリタイヤしたのは残念だけど、もし彼らが残っていたとしても、僕らにはまだ勝てるだけのペースがあると感じていた」
「全体として良いレースだったと思うし、チームが一晩で改善をしてくれたことを誇りに思う。僕たちはこの完璧な結果に値するよ」
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