メルセデス、ソフトタイヤを使わず下位に沈む「新方式はドライバーにとって理想的ではない」とハミルトン/F1第12戦
2023年F1ハンガリーGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=20番手(ノータイム)/2=16番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=1番手/2=20番手だった。
FP1でふたりはミディアムタイヤで走り始めたが、すぐに雨が降り出し、ハミルトンは計測ラップを走らなかった。ラッセルはインターミディエイトタイヤで走り続け、全体のトップタイムを出した。
ドライとなったFP2では、序盤にふたりともミディアムタイヤで1ラップのペースを探った後、ミディアムでのロングランを行い、ソフトタイヤを使用しなかった。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=20番手(ノータイム/3周)/2=16番手(1分18秒746:ミディアムタイヤ/28周)
今日はドライコンパウンド1セットで走り続けた。『ATA』フォーマット(Alternative Tyre Allocation/試験的に、通常とは異なるタイヤの配分が行われる)では、走行を減らさなければならない。ドライバーにとっては理想的とは言えない。明日のFP3でどのタイヤで走行するかについては、もう少し柔軟にいくけどね。
マシンの感触はあまり良くなかった。今夜セットアップの作業に取りかかり、明日に向けていくつか改善できればいいね。僕たちの傾向としては、最初に少しペースが不足しがちなんだ。いろいろな作業や変更を通じて、週末が進むにつれて徐々にスピードを見つけていくんだ。明日はマシンがもっと良いフィーリングになっていることを期待しているよ。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=1番手(1分38秒795/13周)/2=20番手(1分19秒175:ミディアムタイヤ/23周)
今日の僕たちは他の皆とはかなり異なるプログラムに従って動いていた。一日を通して、ミディアムコンパウンド1セットのみで走り続けたんだ。つまり、FP2ではユーズドのミディアムで走ったので、記録したラップタイムは僕たちのペースを正確に表したものではない。明日はもっと良くなることは間違いないよ。改善点に集中しており、週末が進むにつれて良くなる傾向にあることは分かっている。正しい方向に進むんだ。
たった1回のドライセッションだけだったが、いくつか興味深いことも学習できた。全体的なグリップ不足に苦しんでいて、燃料が少ない状態でも多い状態でもタイヤが適切な状態に入っていない感じがした。なぜなのか理解していく必要はあるが、1回のセッション中に評価していくのは難しい。
今夜この点に関して作業を行っていく。ベストな一日ではなかったことは確かだが、そんなことを言うのは今年初めてではないからね。土曜日と日曜日は良くなっていく傾向にあるから、週末を楽しみにしているよ。
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