2023年F1第12戦ハンガリーGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
2023年F第12戦ハンガリーGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ランド・ノリス(マクラーレン)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)だ。
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラワン・チーム)
決勝=5位(70周/70周)
5位だけど、このレースからポジティブな要素をいくつも得ることができた。僕にとって大きな収穫は、タイヤマネジメントに取り組めたことだ。フロアにダメージを負った後、セカンドスティントとサードスティントで、とても苦しんだ。そこから学ぶことは多い。大きなチャレンジに直面しながら5位でフィニッシュできたのだから、とても良い結果と言える。
サーキットに来ているスタッフ、ファクトリーで働くスタッフ、全員にとって、また素晴らしい一日になった。この数レース、順調に進歩している。今週末のコンディションは僕たちにとって良いテストになった。それでも上位で戦えたことは、大きな自信になるよ。この勢いを来週のスパに持ち込みたい。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=4位(70周/70周)
グリッドからの蹴り出しは過去最悪というほどではなかったが、周囲のマシンの方が良いスタートを切っていた。ワイドになったことで、マクラーレン勢にも抜かれてしまった。
その後は、前のグループについていくだけのペースがなかった。ファーストスティントではマシンバランスがあまり良くなくて、ひどいアンダーステアが出たり、スナップオーバーステアが出たりした。コーナー内のバランスに問題があったんだ。
スティントが進行するにつれて、マシンは乗りやすくなってきた。最後のスティントでは、序盤に比べるとはるかに良い状態だったよ。終盤はペースもとても良くて、レースを通して一貫してそのペースを出せていれば、もっと良い一日になったと思う。
それでも今週末に経験したポジティブな出来事に目を向けたい。チームの驚くべき努力によって、ポールポジションを獲ることができた。決勝でレッドブルに勝つには、まだまだやるべきことが多いけれど、頑張り続けるよ。
(レース後のインタビューで語り)スタートでホイールスピンが起きて、ターン2までの間に攻撃されてしまった。でも結局のところ、(スタートでの出遅れが)重要な要素になったわけではない。彼ら(レッドブルとマクラーレン)についていけるだけのペースはなかったからね。
正直言って、今日は楽しんで走れたラップが1周もなかった。マシンの感触が全く良くなかったんだ。どういうわけか、ペースが足りなかった。
終盤に良くなっていったけれど、それでもとても困難だった。毎日が学習だ。昨日は良い一日だったし、ポジティブにとらえたい。だけど、今の段階では、優勝はまだまだ遠いね。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=3位(70周/70周)
良いレースだった。表彰台に上れてうれしいよ。ハードタイヤでスタートしたことで、特に1周目はとても苦労した。でもその後、長い間良い状態を保てたし、ミディアムに換える前に良いペースで走ることができた。
今日のレースは身体的にも精神的にも本当に厳しいものだった。タイヤ管理に集中しなければならなかったんだ。とても暑かったから、体重が3kg減ってしまった。
良い結果を出せたから、あとは一貫性を見つけるだけだ。プレッシャーがかかっているときに成果を出すことができれば、自分の仕事を誇りに思うことができる。これからも前進し続け、努力し続けるよ。自分のことに集中し、最大限のパフォーマンスを発揮することを心掛けている。ドライバー・オブ・ザ・デーに選ばれてとてもうれしい。ポイントがつかないのが残念だけどね!
最後になったけれど、12連勝の話をしたい。信じられないような記録であり、チームを心から誇りに思う。彼らは歴史を作ってきた。その一員であることは素晴らしいことだと思う。
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラワン・チーム)
決勝=2位(70周/70周)
タフなレースだった。ペレスが差を縮めつつあったから特にね。でも、彼には、最後に追いつくだけのペースがなかった。よかったよ。
序盤のターン1で少し戦わなければならなかったけれど、最終的にまた表彰台という結果をつかむことができた。マクラーレンにとって素晴らしい結果だ。
自分たちの進歩にとても満足している。4戦か5戦前とは違い、今はポールポジションを争ったり、表彰台争いに加わることができている。その状況を今は受け入れて、シーズンを通してさらに改善するために努力していく。
今日は素晴らしいチームワークを示した。ファクトリーの皆は驚くべき仕事をしてくれたね。次のベルギーでも今のパフォーマンスを発揮したい。
(レース後の会見で語り)僕たちはシーズン序盤はとても弱く見えたと思う。「マクラーレンは十分な仕事をしていない」などという酷評をずいぶん受けた。そう言った人たちが間違っていたということを証明できてうれしい。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=優勝(70周/70周)
僕にとってスタートがとても重要だった。最初のスティントをうまくやりたいと思っていたので、タイヤをしっかりケアして、ライバルたちよりもスティントを長く延ばすことを目指し、それをやり遂げた。今日はマシンの感触がとても良かったし、気温が上昇したことで、バランスも適切なものだった。週末を通して予選用の1ラップの走りに苦しんできた。でも、決勝に向けて正しい判断をしたということだと思う。
(予選パフォーマンスと決勝パフォーマンスの)ふたつのうちからひとつ選ぶとすれば、僕は毎回、レースパフォーマンスを選ぶだろう。でも、これからもずっと、変更を施してマシンの改善を図り続けていく。
人々は、12戦連続で勝つことがどれだけ難しいかを忘れているように思う。でも、ここで止まりたくはない。常に前に進み続け、自分自身にチャレンジするつもりだ。
今日はとても楽しかった。笑顔で走っていたんだ。すべてが完璧に行く日があるが、今日はそういう一日だった。完璧というか、ほぼ完璧と言った方がいいかな。(ランド・ノリスが壊してしまったから)新しいトロフィーの代金を払ってくれるよう、マクラーレンに頼むつもりだよ。ランドは僕のせいだと言っていると聞いた。実際に誰が壊したのか、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)などで、映像を確認する必要があるね。
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