周冠宇「スタートを待っていたら、突然何かがおかしくなり手順をやり直すことになった」アルファロメオ F1第12戦決勝
2023年F1第12戦ハンガリーGPの決勝レースが行われ、アルファロメオのバルテリ・ボッタスは12位、周冠宇は16位でレースを終えた。
■バルテリ・ボッタス(アルファロメオF1チーム・ステーク)
決勝=12位(69周/70周)
予選での好成績をポイントにつなげるチャンスは十分にあったのだが、残念なことに、僕のレースは1周目のスタート直後に損なわれてしまった。目の前にいた周(冠宇)が、ブレーキシステムのソフトウェアの何らかの問題で出遅れ、それを避ける必要に迫られて、本来の加速ができなかったんだ。それもあって、ソフトタイヤでスタートしたドライバーの全員に、あっという間に抜かれてしまった。
全体として僕自身のペースも土曜日ほどではなく、そこから順位を取り戻していくことはできなかった。でも、ベルギーで活かせそうなポジティブな点もある。まず、土曜にはこのパッケージの持てる力をこれまで以上に引き出せたので、ポテンシャルがあることは間違いないし、そのレベルからさらに上を目指したい。次のスパはハンガロリンクとはまったく性格の異なるコースだが、さらなる進歩と上位への再挑戦のために、週末までハードワークを続けて正しいセットアップを探し当てたい。
■周冠宇(アルファロメオF1チーム・ステーク)
決勝=16位(69周/70周)
予選結果がもたらした高揚感は、真っ逆さまに覆された。ひどく落胆していることは否定できない。いったいスタートで何が起きたのか、まだあらゆる情報を収集しているところだ。スロットルを全開にしてスタートの瞬間を待っていたら、突然何かがおかしくなって、スタートの手順を最初から全部やり直さなければならなかったんだ。とにかく、すぐに原因を突き止めて、今後同様のトラブルが起きないようにしないといけない。
実際のところ、僕のレースはその瞬間に終わったも同然だった。一気にフィールドの後方に沈んで、そこから挽回していくチャンスもそれほど多くはなかった。この週末の明るい面を見るとすれば、昨日の予選が好調で、とてもいいパフォーマンスを発揮できたことだ。2台揃ってQ3まで行けたのは、シルバーストンで投入したアップグレードによって正しい方向へ進んでいることの証明で、さらに引き出せるポテンシャルもあると思う。今後は週末全体を通じて、より高い競争力を示せるようになることを願っている。
この勢いで次のスパに臨みたい。すぐに気を取り直して、土曜のパフォーマンスを足がかりにしてもっと上を目指すよ。
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