F1前半戦最後の1戦は高速ベルギー! ”F1スプリント”週末は勢力図にどう影響するか?|F1ベルギーGP DAZN配信スケジュール

 

 2023年のF1前半戦最後の1戦、ベルギーGPが今週末に行なわれる。各チームとも、後半戦に向けて期待を抱いて夏休みに入るためにも、重要な1戦である。 まず注目すべきは、レッドブルの連勝が続くのかという点だろう。レッドブルは今季開幕から全戦で優勝。前戦ハンガリーGPで開幕11連勝を達成した。また、昨年最終戦のアブダビGPにも勝利しているため、現時点では12連勝となっている。 開幕からの最多連勝記録を持っていたのは、1988年のマクラーレン・ホンダで11戦。アイルトン・セナとアラン・プロストを擁し、16戦15勝を記録したあの1988年だ。長らくこの記録に並ぶチームは現れなかったが、ついにレッドブルがこの伝説的な記録に並んだということになる。そしてベルギーでも勝利すれば、開幕からの連勝記録の新記録を樹立するということになる。 開催グランプリの連勝記録でも88年マクラーレンの11連勝が最多だったが、レッドブルはすでにこれを12に更新。ただ出走グランプリの連勝記録では、1952〜1953年のフェラーリの13連勝という記録が残っているため、これに並ぶことができるかどうかという点が注目される。関連ニュース:

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 ベルギーGPの舞台となるスパ・フランコルシャンは、かつてはテクニカルなサーキットと見られていたが、F1マシンのダウンフォース量が増したことで、今では超高速サーキットに分類される。レッドブルの今季マシンは、最高速の面でも優れているため、その優位性は揺るがない。マシントラブルや接触などがなければ、連勝記録を阻止するだけの要素が存在しないというのが現実的なところだろう。 では、レッドブルに次ぐ2番手チームはどこなのか? 今季は2番手チームの座をメルセデス、アストンマーチン、フェラーリが競い合ってきたが、最近になってマクラーレンがこの中に殴り込みをかけてきた。コース特性が比較的似ているとも言えるイギリスGPでの速さを考えれば、このマクラーレンが今回の2番手チームとなる可能性は高そうだ。これにメルセデスが続き、フェラーリやアストンマーチンが追いかけるという展開になろう。 ただ、高速サーキットでは一躍戦闘力を増してくる傾向にあるウイリアムズがここに分け入ってきても、決して不思議ではない。 これらのチームが入賞を争うこととなれば、それ以外のチームにとっては厳しいグランプリとなる。ただし、前回のハンガリーGPでアルファロメオが予選で大躍進を遂げたように、アッと驚くような存在が大活躍する可能性も排除できない。それが、2023年のF1なのだ。しかも、フリー走行が1回しかない”スプリントフォーマット”で行なわれるグランプリであり、予測の難しさをさらに増幅させるだろう。 角田裕毅が所属するアルファタウリは、今季トップスピードも伸びておらず、今回のベルギーGPはマシン特性的にも特に向かないコースであるように見える。厳しい戦いとなる可能性が高そうだ。 なおスパ・フランコルシャンは、”スパウェザー”と呼ばれる変わりやすい天候も有名。この天候が結果を左右するためのスパイスとなる可能性はあるのだろうか? また、F1を目指す若いドライバーたちにとっても、重要な週末となる。特に併催されるFIA …読み続ける

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